土佐高知の雑記帳

四国西南部から徒然なるままに、祖国の右傾化、田舎切りすてに異議申し立てほえる。靖国神社の戦争犠牲者冒涜に怒りの発信!軍需産業=吸血鬼を暴き出すお気楽バンパイア・ハンター(^○^)

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木村久夫さんと「洗脳DVD」

日本青年会議所の「近現代史検証報告書」。読めば読むほどおもしろい。珍説、迷論、空論がテン

コ盛りなのだ。それは近現代史だけにとどまらない。人類の歴史を遠く四大河文明にまでさかのぼって、有色人種対白色人種の抗争の歴史としてえがいているのには爆笑してしまった。

近現代の欧米の勃興は、文明のめざめである四大河文明からとりのこされた、白色人種(ヨーロッパ人)たちの「復讐劇と呼んでいい」のだそうだ(6ページ)。

-----(引用開始)-----
15世紀以降のヨーロッパは今まで文明的にも技術的にも戦力においても敵わなかったアジア諸国に対し、キリスト教の伝播を目的として「右手に十字架を左手に剣」を持ち、次々と世界を征服していった。
これは文明の立ち遅れから解き放たれたヨーロッパ諸国の復讐劇と呼んでいい。
それが現在まで続く欧米有利の根幹を成すものと考えてもよいだろう。
-----(引用終了)-----

こういう目で見ると、秀吉の朝鮮出兵は次のようになるのだそうだ(5ページ)。

-----(引用開始)-----
この時代は列国同士の覇権争いの結果アジアのほとんどの国が列国の植民地にされていった。
しかし日本ではバチカンも絡んだスペイン・ポルトガルの植民地政策に豊臣秀吉が機敏に対応したため,日本の植民地化は免れた。
スペイン・ポルトガルに明が征服された場合,その先の朝鮮半島を通じて日本に危機をもたらすこととなる。
秀吉の朝鮮出兵は,そうなる前に朝鮮を経由して明を抑えてしまおうという目的を持っていた。
-----(引用終了)------

この「報告書」の筆者たちは、先に紹介した「詩」といい、これといい自己陶酔と誇大妄想に酔っているとしか考えられない(^^;

さて、その「報告書」によると、アジア・太平洋戦争で日本帝国主義が負けたのは、武力や物量で負けただけなのだそうだ(62ページ)。

------(引用開始)-----
日本は武力や物量の戦いで負けただけなのに,精神の気高さや道義の戦いで負けたのではなかったのに,日本人の精神と歴史が悪のように否定され,日本は独立自尊の精神を喪失してしまった。

戦後占領下の日本とは戦勝国による愚民政策,植民地の一つの形態ではないのか。
負けたのだから当然だが,その後60年間も負け続ける必要がどこにあるのか。

我々日本人はGHQによる占領政策の呪縛を解き,戦後60年かけて失ったものを自分たちの力で取り戻していかなければならないのだ。
-----(引用終了)------

当ブロガーも「占領政策の呪縛」を解くことには賛成だが、それは「報告書」の筆者たちとは、180度違う方向にある。

それはさておき、この「報告書」の筆者たちとは、180度違う敗因論を展開した人がいた。
BC級戦犯として処刑された木村久夫さんである。
彼は、処刑を待つ身で次のように書き綴っている。

------(引用開始)-----
日本の軍人中には偉い人もいたであろう。
しかし私の見た軍人中には偉い人は余りいなかった。
早い話が高等学校の教授ほどの人物すら将軍と呼ばれる人々の中にもいなかった。
監獄において何々中将、何々大佐という人々に幾人も会い、共に生活して釆たが、軍服を脱いだ赤裸の彼らは、その言動において実に見聞するに耐えないものであった。

この程度の将軍を戴いていたのでは、日本に幾ら科学と物量があったとしても戦勝は到底望み得ないものであったと思われるほどである。

殊に満州事変以来、更に南方占領後の日本軍人は、毎日利益を追うを仕事とする商人よりも、もっと下劣な根性になり下っていたのである。
彼らが常々大言壮語していった「忠義」「犠牲的精神」はどこへやったか。
終戦により外身を装う着物を取り除かれた彼らの肌は、実に見るに耐えないものだった。

しかし国民はこれらの軍人を非難する前に、かかる軍人の存在を許容し、また養ってきたことを知らなければならない。
結局の責任は日本国民全体の知能程度の浅かったことにあるのである。
知能程度の低いことは結局歴史の浅いことだ。
二千六百余年の歴史があるというかもしれないが、内容の貧弱にして長いばかりが自慢にならない。

近世社会としての訓練と経験が足りなかったといっても、今ではもう非国民として軍部からお叱りを受けないであろう。
-----(引用終了)------

木村久夫さんの国民への苦言を、いまに生きる者として重く受け止めたい。

陸上自衛隊の情報保全隊による国民監視活動、そして日本青年会議所の「洗脳プログラム」――こうした「存在を許容し、また養」うことを食い止めなければならない。
---------
【参考エントリー】
日本青年会議所は国民を欺く団体か?


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*Comment

 

 日本青年会議所の「近現代史検証報告書」には驚きました、是非読んでみたいです。
 
 歴史学者が編纂に関わってはいないものだと思います。彼らは歴史を物語(妄想)かおとぎ話として捉えているのではないでしょうか。まともな物として評価されないでしょう。
 
 民間団体がどのような「歴史」をまとめても自由だと思います、しかし青年会議所のような主要な団体がこの種の荒唐無稽な「歴史」を主張しているとは信じがたい気持ちです。発表前に団体内部でチェックしなかったのでしょうか、いずれにしても日本青年会議所は世界に恥をさらしていますね。国民認識の主流となるようことは無いでしょう。

 木村久夫さんの言葉は大変重みがあります。しっかり受け止め今に生かすこと、これが真に国を愛する人間のすることだと思います。
  • posted by エレバン放送 
  • URL 
  • 2007.06/12 22:17分 
  • [Edit]

 

近現代史検証報告書は↓からダウンロードできます。
http://www06.jaycee.or.jp/2006/soul/modern/modules/xfsection/article.php?articleid=14

ぜひ、お読みください。

ただ証拠隠滅が大好きな団体ですから、
消されるかもしれません。

でも、当方はダウンロードしていますので、必要ならメールで差し上げます。

読んで抱腹絶倒してください(^_^)

それと、彼らはいたってまじめにまとめたみたいですよ。

昨年、8回にわたる委員会とサマコンを経て

9月にまとめ、郡山大会で発表したんですから(^_^)

この委員会には、高橋史朗明星大学教授、井沢元彦(歴史小説・推理小説作家)、東條由布子氏が講師、パネリストとして参加しています。
  • posted by 土佐高知 
  • URL 
  • 2007.06/12 22:37分 
  • [Edit]

木村久夫さんについて 

上官の罪を引き受けた(させられた)ために絞首刑を言い渡された木村久夫さんの書かれた遺書はなんとすがすがしいことか。死におののかず日本の敗北の原因を冷静に見抜いておられる。この伸びやかな文章はどこか三四郎のような観察眼で世の中を見ているようだ。木村さんが余白に書き込まれた田辺元氏の「哲学通論」を木村さんのお父さんから私の父がおかりして小学生の私に見せながら木村さんのことを説明してくれた。昭和21-22年頃のことである。

吉永崇さま 

はじめまして。
そんなご経験があるのですか?
彼が処刑になったのは、
昭和21年ですから、
それ以降のお話なんでしょうね。

日本のしてきたことについての反省や
その行く末については、本当に冷静に見抜いておられますね。

ぜひとも、戦後生まれの政治家たちには
読み込んでほしいと思います。

でも、生への執着もあり、
読んでいて痛々しくもあります。

木村さんのことについては、
いま有田芳生さんが取材をすすめていて
本の形になることを待ち望んでいます。

これからもよろしく。
  • posted by 土佐高知 
  • URL 
  • 2007.09/23 15:12分 
  • [Edit]

木村久夫さんについて(2) 

前回のコメントで私が“どこか三四郎のような観察眼で世の中を見ているようだ”と書きましたが正しくは“三四郎”の最初のところに出てくる戦争を率直に批判する文章をさすつもりでした。三四郎本人は不安はありながらもこれからの人生が待っている青年ですから、木村久夫さんの立場とはまったく違います。前の文章を取り消そうと思って開きましたらすでに次のコメントを書いておられたのでそのままにしておきます。

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Author:土佐高知
男性/スライム系(LV61・HP715・MP1952)/高知県に生息/酒席は好きだが、晩酌はしない/どちらかといえば「凝り性」/美徳は「きまぐれ」/ウルトラマラソンに向かって日々鍛錬中!!/嫌いなことは陰口と意見を無視する態度
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