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土佐高知の雑記帳

四国西南部から徒然なるままに、祖国の右傾化、田舎切りすてに異議申し立てほえる。靖国神社の戦争犠牲者冒涜に怒りの発信!軍需産業=吸血鬼を暴き出すお気楽バンパイア・ハンター(^○^)

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サヨナラ(^^)/はらたいらさん

「モンローちゃん」「ゲバゲハ時評」のはらたいらさんがなくなった(T_T)
肝不全だったという。
1943年3月8日、高知県香美郡土佐山田町(現香美市)生まれだった。



クイズダービーなどの彼のエピソードはみんな承知なので、語られることの少ない山田高校でのエピソードを紹介しておこう。

はらさんが高校生だったころの高知県の高校生は熱かった。
当時の高校生といえば、舟木一夫の「高校3年生」「学園広場」をイメージしてもらえればいいと思うが、ここには県下の公立高校の生徒会を束ねる、高知県高等学校生徒会連合(略称=高生連)という組織があったのだ。
設立は1954年だったから、憲法と教育基本法の申し子のような組織だった。

主な活動は、生徒会同士の活動交流や学習活動などだった。
夏休みなどを利用した研修会なども行ない、さまざまな活動をおこなっていた。
社会的関心も高く、チリ地震のときには、救援活動に立ち上がったというし、さまざまな奉仕活動にもとりくんでいたという。
貧しかったけれど熱かったのだ。

それには、敗戦後の民主化のながれのなかで、山原健二郎さんたちの公選教育委員時代(49年~56年)をはじめ、教職員組合など民主教育を根付かせようとする運動が、地域の支持をえて広がっていたこともある。

だが、その生徒会連合に岐路がやってくる。

政治的思惑からの教職員の分裂をめざした勤務評定の導入である。
まず、愛媛県がやられた(1956年~58年)。

その波は高知県にもやってきた。
教育長は中内力(のちに高知県知事)にかわり、弾圧体制を整えてのぞんだ。
教育委員会に従わない教員たちは、報復として高知市から沖ノ島、梼原の山奥、東洋町などに毎年移動させられた。
ミサイル人事である。
地域住民による暴行事件もおきた(森事件)。
組合分裂攻撃も加えられた。
これにたいして高知県教職員組合と高知高教組は、「勤評は戦争への一里塚」とのスローガンをかかげ、攻撃とたたかった。

そのなかで生徒会連合は、このたたかいに中立を守った。

だが、彼らも看過できない事件が起こったのだ。

1959年9月30日、県教委は勤評不提出の校長に免職、停職処分をくだしたのだ。
そのなかには4名の免職、7名の6ヶ月停職をうけた公立高校の校長がいたのだ。

ここではらさんのいた山田高校に目を移す。
ここの校長は山本広喜さん。
教育畑から校長になったのではない。満州で研究所長をしていた実業人あがりだったという。
その経験からも、先生を勤務評定書で評価できないと勤評不提出を貫いていた。
イの一番で懲戒免職となった。

はらさんたちの山田高校生徒会は立ち上がった。
「校長先生を返せ!」
高知市に行って県教委にも要請した。生徒会連合にも要請する。

懲戒免職になった校長をかかえる、生徒会はどこも必死だった。
ここにいたって生徒会連合は、「校長先生を返せ」とのたたかいに立ち上がる。

はらさんの山田高校を追う。
ここでは、10日間の授業も出来ない混乱のあと、11日目から生徒会による自主管理授業がおこなわれるなど、教職員、保護者、生徒を巻き込んだつばぜり合いが続いていた。
県教委は代理校長を探すが、誰も受け手がない。
やっと年が明けでH氏が校長を引き受けることとなった。
当然、排斥運動がおきる。「校長先生は山本先生以外はいない」。

だが、中内教育長をトップとする教育委員会は強硬だった。
1月25日、警官隊を導入して校長室に突入させることにしたのだ。

そのときの様子を高知県高等学校教職員組合編「南溟にはばたく」から、高校生徒会連合委員長だった五百蔵英明氏の回想を引く。

------(引用開始)-------
その日も山田の空は晴れわたっていた。四国山脈を吹き降ろす風は物部川をわたり、裸になった校庭の木々の梢をかすかにふるわせていた。
四ヶ月にわたる緊張がいま、一発触発の危険をはらんで、学校をおおっていた。生徒たちは、この日も、朝から機敏に動き回っていた。校内をパトロールする者、通用門の出入りをチェックする者、外部と連絡をとって情報を収集する者。
 生徒会の執行部は2年生だったが、指示はてきぱきとしていて、よく統制がとれていた。生徒の主力は、北校舎の表玄関に集められていた。数百人の高校生のスクラムが十重二十重に玄関を埋めつくしていた。どの顔もりりしく青ざめていた。校歌と生連歌の唱和が、生徒の不退転の決意を示していた。「カエレ、カエレ」のシュプレヒコールが冬空にこだまするとき、警官に守られたかいらいの顔に動揺の色がよぎった。
 太陽がひときわ大きく西の空を真っ赤に染めはじめたころ、号令一下、警官が棍棒をふりかざして高校生の隊列に突っ込んできた。木製の門戸は簡単に蹴破られ、玄関のガラス戸はこなごなに飛び散った。怒号と悲鳴が入り乱れて、木造の校舎がゆらいだ。ごぼう抜きがはじまった。カメラのフラッシュがひっきりなしにたかれた。
 警官の手が女生徒にかかると。無抵抗の男生徒も警官にむしゃぶりついていった。学生服は破られ、スカートもひきちぎられて下着が見えていた。目が青く腫れあがり、唇がめくれて、血を流している者もいた。生徒たちはスクラムの隊列をととのえて、廊下に座り込んだ。
 校長室は、玄関から廊下をひとつ隔てたすぐのところにあったが、警官は生徒の隊列を突き破ることができなかった。生徒たちが最後まで認知することのなかったかいらいの校長は、この日も校長室に足をふみ入れることはできなかった。侵略者があきらめてひきあげたとき、いっせいに拍手と喊声がおこった。
 校長室にかざられた千羽鶴は、何ごともなかったように、羽をよせあって夢路につきはじめていた。その日、大勢の生徒たちは学校にそのまま残って、まんじりともせずに夜をあかした。1960年1月25日のできごとだった。
------(引用終了)-------

このなかにはらさんもいたのである。
彼はこの騒動のなかで、プラカードなどの絵を描いていたといっていた。
そして奥さまが、このときの生徒会執行部のメンバーだったという(たしか会長だったのでは?)。

もっと生きていてほしかった人だ。
はらたいらさんのご冥福を心からお祈りする(^^)/
--------
追記。
はらさんの1年後輩で、当時中村高校2年生だった、つの豊臣さんが読んだ送辞を紹介する。
これもあの時代の気高い高校生たちの息吹を伝えるエピソードである。
つのさんは、当ブロガーの先輩で、いまも福岡県でがんばっている人だ。
1960年前後の、土佐の高知の高校生達の、青春の一ページ
1960年前後の、土佐の高知の高校生達の、青春の一ページ②
1960年前後の、土佐の高知の高校生達の、青春の一ページ③



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*Comment

 

 初めまして。torayoko2006です。今後とも、よろしくお願いします。
 はらさんに、そんな歴史があったのですか。知りませんでした。僕には「クイズダービー」・「トラきち」のはらたいらさんでした。青柳さんもなくなられ、高知からまた、一人の大きなお方が消えて・・・さびしいですね・・・・
 私は関西の出身ですが、妻が安芸郡安田町出身で、時々、帰高していますし、また、坂本竜馬を尊敬してて、高知大好き人間です。今後ともよろしくお願いいたします。 東洋町での問題に心を痛めています。状況は深刻なようですが、よくわからないので、不安でしょうがないです。なんせ、もし、埋め立てた跡、地震とか起きて、露出でもしたらとか、そう言うことは考えないのでしょうかね?
 自分の町が汚染されたらという恐怖を感じないという人間がいることにただ、ただ、呆れ果てるのみですね。

こちらこそヨロシク 

torayoko2006さんへ
東洋町のことは、リンクにはってある「それがたまるか!」のブログが系統的におっているので一度行ってみてください。

こちらも情報がはいり次第お知らせしますが、この問題は、それだけ高知、田舎が過疎でと政府によって財政的に追い詰められているという現われでもあります。

で、この原発問題は、田舎だけの問題ではなく、ぜひ、電力を多くつかっている都会の人の問題としても、日本全国の問題として考えたいと思うのです。

この狭い国土に50基以上の原発が稼動し、老朽化し、ゴミを出し続けているという現実を直視すべきです。
そのうち一基でも「チェルノブイリ」がおきれば、日本には住めなくなるという現実もあるのです。

でも、金のないやつは汚染されたところにすまなくてはならないのです。

 

 今晩は。コメントは久しぶりの伊東です。
 この間、マラソンや原発リサイクル処理場など、大変な課題に取り組まれてきて、大変だったと思います。

 私もはらたいらさんの逝去にあたって、日刊スポーツの一面と、土佐高知さんの記事を見て、思わぬ一面と魅力を感じましたが、気づくのに遅すぎましたね。
 土佐高知さんの記事は私の記事で紹介し、つながるようにしておきました。事後承諾ですみません。

 色々難題降りかかる政治状況ですが、歩みばかりは止めないで頑張りましょう。
 今晩もお邪魔しました。失礼します。
  • posted by 伊東勉 
  • URL 
  • 2006.11/12 23:03分 
  • [Edit]

ごめんくださいませ 

ごめんくださいませ。はらたいらが生きていれば、高知県警察署の高知白バイ衝突死の捏造冤罪事件関連と愛媛県警察署の愛媛白バイ衝突死の捏造冤罪事件関連を参加や関心して欲しかった。
  • posted by 匿名 
  • URL 
  • 2015.02/25 03:15分 
  • [Edit]

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