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ウルトラ決起呑みけ

きのうはウルトラ関係者の決起呑みけ。
60キロを完走した2人と100キロを完走した1人、そして完走したが10分オーバーで記録外の2人と当日はスタート地点、ゴール地点でかがり火をたいてくれた1人と、中村高校に帰ってこられなかったわたしの7人。
呑み放題のビアホールで、看板までやりきった。
いろいろと盛りあがったが、中村高校で3年4ホームだったMくんとIくんの話を紹介したい。
Mくんは、60キロは何度目かで完走して、5年前から100キロに切り替えてきた、タバコも吸うし、お腹も相当出張っているランナー。
Iくんは、100キロを何度目かの挑戦で完走して以来、完走し続け、ことしも夏にはすでにサロマを完走している。
当日、そのIくんから、スタート地点の蕨岡中学校で、綿密なスプリットタイム予定表をみせられた。
「堂が森は8時10分通過で、ゴールは7時25分予定」という。
スローペースなので、「なんで?」ときくと、「ことしはMを完走させる」という。
こちらは、「そんなスローペースでゴールに行き着くの?」と思う反面、「去年のこちらのやり方とおんなじだ」と思い、「そっちのほうがいいかも」と思ったが、すでにこちらとしてはハイペースでのレース戦略を練っていたのでそのままききながした。
案の定、いっしょにスタートしたが二人は超スローペース。
スタートから500メートルくらい走ったところで、引き離して一人旅を始めたのは、力尽きて四万十楽舎に散る(T_T) に書いたとおりである。
彼らに追いつかれたのは、カヌー館だった。
しばらくいっしょに走ったが、Iくんが「土佐高知さん、このペースでいけば楽々ゴールできますよ」と励ましてくれた。
しかし、当ブロガーに足は痙攣していてね彼らのスローペースにすら追いつけない有様、岩間までは何とか後をおえたが、そこで引き離された。
そこから先である。
ともかく二人は走りつづけたという。
Mくんの100キロの自己ベストは86キロ地点。
ところが80キロをこえる段階から相当足にダメージが来て、最終関門の95キロからは、ほとんど足が上がらない状態だったという。
その最終関門は10分くらい余裕をもっての通過なので、1キロ9分ペースでいけば時間内ゴールは可能。
Mくんは並走するIくんに向かって、「I。俺はもういい。先に行け、お前なら時間内にゴールできる」と言ったという。
するとIくんは「何をいいよら。ここまでいっしょに来たがやけん。ゴールはいっしょ」とこたえたそうである。
最終関門をクリアしたランナーは、どんなに遅れてもゴールで暖かく迎えるというのが、四万十川ウルトラマラソンのしきたりだそうだ(これは初めて知った。無情にライトを消すのかと思った(^^;)。
きのう見せてもらったゴールシーンは、二人が並んでゴールするのをボランティアが拍手で迎えていた。
きくところによると3回も名前をコールしてくれたそうである。
ゴールアナウンサーは、二人のいきさつを知らないが、二人にとっては最高のステージだっただろう。
その話をきいたみんなでもう一度乾杯をした(^○^) 。
やっぱ四万十川ウルトラマラソンはいい。
来年も走ろう、と決意をかためあった。
当ブロガーもことしの失敗にめげず、風になろうと思った。
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