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土佐高知の雑記帳

四国西南部から徒然なるままに、祖国の右傾化、田舎切りすてに異議申し立てほえる。靖国神社の戦争犠牲者冒涜に怒りの発信!軍需産業=吸血鬼を暴き出すお気楽バンパイア・ハンター(^○^)

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チリの経験から何を学ぶか?

「チリ人民連合の9月」の記事に、興味をそそられるコメントがいろいろつけられている。
薩摩長州さんのコメントに沿いながら、この問題について深めてみたいと思う。



氏は敵の謀略や外国の力をあれこれしても本質には迫れない。国家権力の本質は暴力装置なのだから、議会を通じての革命は、それを補完する武力(非合法下でも革命軍+改革された国軍)が必要だった。それをしなかったチリ人民連合は、クーデターというむき出しの暴力に無力だったし、血の海に沈められた。それはある意味当然だった、というのが要約だろうか(まちがってたら<(_ _)>)。

じつは、このチリ人民連合の経験から別の角度の総括を引き出した政党があった。
それはイタリア共産党である。
ベルリングェル書記長(当時)は、クーデター直後の連載論文で、国家間に溝をつくったことが悲劇の原因として、イタリア国内でそれを避けるために「歴史的妥協」戦術の採用をにおわしていた。
そして第14回党大会で、その戦術の採用とそれまでの「NATOからの脱退」を撤回した(その後のこの党の混迷と解体の遠因は、チリ人民連合の経験にあったといえる)。

だが、チリ人民連合の経験から引き出すべき教訓は、そういう方向ではないと思う。
かぎられた情報しかないので、不十分だが覚書のような形で考えてみたい。
当時の事情を「チリ年表」でおってみた。

少なくとも①人民連合の戦略問題についての混乱、②海外からの公然たる干渉に対する寛容、③軍部に対する警戒感の欠如が指摘できると思う。

おってみたい。
まず戦略問題だが、アジェンデ政権は社会主義的課題をかかげていた。
だが、そこには当時のチリが要請していた中心的課題についての充分な戦略的吟味があったのだろうか。
政権は最終的にキリ民党の支持によって誕生した。
人民連合そのものは3分の一の支持しかなかったのだ。
当然、人民連合にそうした事情をふまえた政策課題の再検討が必要だったと思う。
だが、そうした形跡はない。
むしろ急進的な社会主義化をすすめ、キリ民党の離反、さらなる右からのストによって翻弄された状況がみてとれる。
当然そこに反動勢力、外国勢力の付け入るスキがつくられたといえるだろう。

二つ目に、「40人委員会」という、海外からの公然たるチリにたいする干渉活動を放置してきたことである。
年表によっても40人委員会の暗躍は、さまざまな分野に及んでいる。
これらを許さない世論をつくり出すべきではなかったか。
逆の意味で「ラテンアメリカは一つ」というゲバラたちの主張もあったので、右も左もおんなじということになるかもしれないが、民族自決にたいするき然とした態度をもてなかったことが、外国勢力の暗躍を許したといえるだろう。

第三には軍部に対する働きかけの問題である。
くわしいことはわからないが、軍部に対してもっと積極的に政権側と下からの働きかけがあってもよかったのではないかと思う。これは薩摩長州さんに同意する。
ただ、これにはチリ軍部が歴代政権に忠実であったということからの、信頼、そして警戒感の欠如があったのかもしれない。
しかし、政権側の権力掌握の問題としてこれはもっと検討されていいと思う。
だが、薩摩長州さんのいうような非合法化の革命軍などと言うのは、敵に口実を与えることになるし、実力から言っても論外だろう。

議会をつうじての革命は、マルクスエンゲルスの想定していた道である。
その過程での悲劇の一つとして、チリの経験から我々が学ぶべきことは少なくないと思う。


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男性/スライム系(LV61・HP715・MP1952)/高知県に生息/酒席は好きだが、晩酌はしない/どちらかといえば「凝り性」/美徳は「きまぐれ」/ウルトラマラソンに向かって日々鍛錬中!!/嫌いなことは陰口と意見を無視する態度
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