土佐高知の雑記帳

四国西南部から徒然なるままに、祖国の右傾化、田舎切りすてに異議申し立てほえる。靖国神社の戦争犠牲者冒涜に怒りの発信!軍需産業=吸血鬼を暴き出すお気楽バンパイア・ハンター(^○^)

Entries

チリ人民連合の9月

きょうで9月(September)が終わる。

9月といえば1973年のチリについてふれておかねばなるまいと思っていたら、Meeさんが「another 9.11」を書いていた。



Meeさんは幼いころだったが、当ブロガーにとっては生々しい記憶がある。

この当時のチリは、議会をつうじた革命で社会主義政権が誕生したという希望でもあった(しかも南米でという点でも!)。
それまでは南米は、キューバ革命とゲバラに代表されるように、ゲリラ戦を通じての革命が一般的だった。
それが選挙によって、合法的に政権交代をなしとげたのだから、画期的なものだった。

ところがこの議会革命は、ピノチェトらの軍靴によって無残に引き裂かれた。
あとは軍事独裁政権による虐殺と圧制がつづいた。
それは同じような道を歩んで、ファシズムによって圧殺されたスペイン人民戦線を想起させるものだった。

9月11日、大統領府のモネダ宮に立てこもったアジェンデ大統領は、激しい爆撃と銃撃を受けながらも、そこに最後までとどまりたたかった。
自分を解任できるのはチリ国民だけである、と。
その強い意志はファシストたちを驚愕させ、自由と民主主義に立脚する人々を鼓舞した。
彼はチリ国民にむけて最後のラジオ演説を行い死んでいった(J. E. ガルセス『アジェンデと人民連合』(後藤政子訳)より)。

-----(引用開始)-----
…わが祖国の労働者諸君、チリとその未来を信じてほしい。
裏切りが押しつけようとしているこの灰色の苦い時は、他の者たちによって克服されよう。
自由な人間にとってより良い社会の建設のための大きな道が切り開かれるのはそれほど遅くはない。
チリ万歳、
人民万歳、
労働者万歳!
これが私の最後の演説である。
犠牲は無駄にはならないであろう。
裏切りや卑怯に対して少なくとも道徳的制裁がなされることを、私は確信している。
-----(引用終了)------

彼の演説は、時代と国境を越えた。
チリ人民連合のうた「ベンセレーモス」は世界で歌い継がれ、そして軍事独裁政権は終焉を迎えた。

このクーデターの背後にCIAがいたことは当時からも指摘されていた。
いまベネズエラに対して暗躍していることを忘れてはならない。
アメリカ帝国主義の本質は変わっていないのだ。

われわれは2001年9月11日とともに、1973年9月11日を語りつがなければならない。



もうひとつの9・11
チリの9・11
もうひとつの9・11 チリ・サンチャゴの記憶
ビクトル・ハラ年譜


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*Comment

 

TBありがとうございます。

チリのクーデター自体は私の生まれる前のことですので、記憶はありませんが、大勢の人が拉致されて殺されているというのをテレビで見て非常に恐ろしかったのを覚えています。


2001年のSeptember 11 にしても、CIAが絡んでいないという証拠はありません。

アメリカ人の実に1/3が、同時多発テロは政府が知っていてテロリストを泳がせたか、もしくはアメリカ政府の仕業だったと思っているらしいですから。。。。

真珠湾攻撃にしても、アメリカには筒抜けだったのにわざと攻撃させて戦争を始めたということも言われていますし、戦争するためだったら自分の国の人間の命ですら何とも思ってないのかい、と思ってしまいます。
  • posted by Mee 
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  • 2006.09/30 18:58分 
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ちなみに、フジモリもCIAの飼い犬であろうと思われるのだが、日本人ではそのような話題を触れることも叶わない。同時に、氏が先住民に対する非人道的措置を声高に批判する人間もいないし、そもそも、二重国籍者(フジモリ氏のケースは遡及に及ぶので違法とは言い切れないが)であるフジモリ氏は日本国民としての権利は当然、違法状況を鑑み、制約されるべきであったのだが、当時の日本政府の対応は、まるで罪なき邦人扱いである。ここらの感覚さは日本人独特のムチさ故であろうとは思える。
>アメリカ人の実に1/3が、同時多発テロは政府が知っていてテロリストを泳がせたか、もしくはアメリカ政府の仕業だったと思っているらしいですから。。。。
まぁ、「田中宇」的な発言はご自由にしてもらいたいですが、そういう思考に及ぶほど、政治的なマキャベリズムを駆使できるアメリカの外交はリアルに合理的かつ本能的という評価も可能でしょう。
CAIは叩けば叩くほど、アメリカの膿が出るでしょうが、諜報行為に対して、アメリカの為政者はある程度は政治家の責任を認める部分では立派だと思いますね。イスラエルのモサドやイギリスのMI機構などはもっと酷いものがありましたけどね
  • posted by self0507 
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  • 2006.09/30 21:52分 
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おっとびっくり、チリ革命ですか。一般論としてアメリカ帝国主義の本質はかわっていないということはそうなんでしょうが、CIAの暗躍とかに革命の敗北を総括するのはいかがなものでしょうか?それはあったかもしれませんが。そんなに米帝もCIAもゴジラ化してもしょうがないっしょ。

チリ革命の敗北は、やはり議会選挙に勝つことによって権力を獲得できるという誤った認識によるものであると総括されるべきではないでしょうか。

遠い遠い昔に社会主義・共産主義の生みの親たるマルクスもレーニンも修正主義・議会主義と批判をしておりました。

アジェンデ氏は軍事に関してより深い関心をもつべきであったし、困難な非合法下でも革命軍を組織するべきであったし、チリ国軍内部にもその卓越した政治力をもって、獲得のための組織化を行うべきであったと思う。それを中核として、民衆の一斉武装蜂起を準備すべきだった。

国家権力の本質は政治的暴力であり、その実態は軍であり、警察機構であり、監獄も含めた司法機構なのだから。わけてもその核心中の核心は軍で、ここを掌握できなければ権力はとれないということを、あらためて暴力嫌いな人にも鋭くつきつけた歴史的教訓だったようにおもいます。

当時のチリ国民の間に革命の気運が高まり、まさに革命の客観的条件は熟していたのに、主体的な条件が未成熟だったことがかえすがえすも残念なのと、ピノチェトらによって虐殺された革命家や善良な人民の魂が無念でなりません。合掌
  • posted by 薩摩長州 
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  • 2006.09/30 23:05分 
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>そんなに米帝もCIAもゴジラ化してもしょうがないっしょ。

しょうがないというのはどういう意味でしょう
か?そもそも、内政干渉を肯定してることになるのですが、そういうことなのでしょうか?かなり問題発言であり、国際感覚の無さを感じます
>チリ革命の敗北は、やはり議会選挙に勝つことによって権力を獲得できるという誤った認識によるものであると総括されるべきではないでしょうか。

どこがどう誤ってるのでしょうか?民主主義社会において、議会選挙は一定の権力の確保なのですが、それが間違いであるならば、選挙の機能性すらないという言説になるのですが、どういうことでしょうか?
ちなみにそのような総括をした学者も知りませんし、そんな論壇のコメントに接したことはまだ自分はありません。

>国家権力の本質は政治的暴力であり、その実態は軍であり、警察機構であり、監獄も含めた司法機構なのだから。

国家権力の本質は、暴力ではなく個人と国家の契約関係ですが、どこでそのような国家権力に対する否定的な解釈が生まれるのでしょうか?軍や警察が暴力的であるのは、その権利を国民が信託形態をもって認証したことに他なりません。(暴力行為論は一見、強制力として重要ですが、その強制力の成立過程を無視するのは、もっとも危険であることは言うまでもありません)

>わけてもその核心中の核心は軍で、ここを掌握できなければ権力はとれないということを、あらためて暴力嫌いな人にも鋭くつきつけた歴史的教訓だったようにおもいます。

タイ政府の軍の現状からみれば、いかに上記の見解が粗野なのか・・わかりますね。そもそも、自国民の信託も存在しない介入がそもそも、暴力である前にありえてはならないことであって、その程度のルールさえ守れないことを批判するのが健全な国際社会でしょう。単純にパワーポリテクスを語るならば、暴力装置を前提にして考えればよろしいですが、ICCなどの存在やROEなどの国際法が存在することをある種軽んじてもいいような言動である部分では、残念ながらよりリアルではありましょうが、より本能的かつ理性なき言動ではありましょう。


  • posted by self0507 
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  • 2006.09/30 23:26分 
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私から意見すると 

チリ政変を考えるポイントとして二つあげたいと思います。一つ目は、キューバのような武装闘争的なもので政権奪取にならなかったアジェンデの脆弱性が、右翼軍部クーデターの暴力に負けてしまったという点。
二つ目は、最近の南米左派政権の誕生です。

それまでは南米は、キューバ革命とゲバラに代表されるように、ゲリラ戦を通じての革命が一般的だった。
それが選挙によって、合法的に政権交代をなしとげたのだから、画期的なものだったけれども、アメリカに支援された軍部極右の暴力に敗北することになったわけです。あの時代の闘争は、合法的に政権奪取したとしても、キューバ革命の展開をとらなければ、アメリカや民間反革命の暴力でつぶされた可能性が高いということなのです。スペイン人民戦線もつぶれたのは、人民戦線側がファシストの暴力に軍事力で対決しなかったことが敗因の結果だということです。
しかし、そのピノチェと軍部クーデターも民衆の蜂起や海外の批判で、打倒されました。

また、二つ目にあげているように、南米では左派政権が合法的にいくつも誕生し、昔と違い維持されています。反対にアメリカへの批判を集中していく画期的展開さえしています。それらは、大きくいえば、アメリカは冷戦後の再編のなかで南米を牛耳る力を喪失しているのが実情だということです。アメリカは、中東で精一杯だということと、逆に中東支配の矛盾にはまり込んでいるわけです。極東や南米にも支配を拡大したいのがアメリカであるが、手一杯だということでしょう。

現代「革命」は、チリ人民政権の失敗と、現在拡大している南米の合法的社会革命のあり方にヒントを得ながら考察していくほうがいいだろうと私は考えます。


それから 

私は薩摩長州さんの原則的マルクス主義が正しい理論だと思います。革命的議会主義の地平のうえに革命的暴力がなければ、革命などつぶされてしまうのは当たり前です。それは正反対のブルジョア革命そのものがそういう歴史をもっています。パリコミューンがつぶれたのも、軍事力をもたなかったからです。マルクスはそのことを、口をすっぱくして語っているのです。

また、日本共産党系の理論では、アジェンデ政権が軍部に打倒されてしまった敗因がきちんと総括できなくなってしまうからです。CIAなどが問題であれば、キューバはとっくにつぶされています。宮本さんらの、敵の出方論では、遅すぎますし、倒されます。

さらに、権力からの弾圧や権力が仕掛けてきた反共主義キャンペーンに消耗し、同時に安保闘争からベトナム反戦闘争などでは共産党をの乗り越える運動が登場してくると、逆に原則的マルクス主義を教条主義だと罵倒し、六十年代後半からマルクス主義や共産主義という言葉を「科学的社会主義」に改変していく作業、マルクスの著作で出てくる「暴力」を「強力」に、「プロレタリアート独裁」を「執権」に無理やり改変していく作業を日本共産党は指令したようです。

薩摩長州さんは原則的マルクス主義と、現在の新しいタイプの南米社会革命のあり方なども含めて「現代革命」の考察を考えられたら、もっと面白い展開ができるのではないかと考えます。

土佐日記さんは、日本共産党以外は偽左翼だというステレオタイプな意見以外の、いろいろな左派系の理論や立場があるのを調査なさって、チリ政変と現代南米における左翼の復権について考察されたらきっと、もっと違った考察ができるのではないかと思います。

 

ちなみに、左派的思想というカテゴリーはどうも意味不明だったりするわけですが、例えば、アンチグローバリスト、空想社会主義、世界市民思想などがどう偽であるのか?という問題は高知氏の回答が期待されるでしょう。特にマルクスがオーウェンにニューハーモニーの失敗を普遍的だと批判した事例は、あくまでもイギリスにおける成功例を知らないが故のマルクスの認識の浅さなども看破できてしまいますので、あしからず
ちなみに、ゲリラ戦という定義が不明瞭なままそれを述べるのは結構ですが、いわゆる戦闘を主体とした政治改革はゲバラの思想源泉ではありましょうが、彼は単なる民族主義者であることをここに明確化しておくべきだと思います。同時にマルキストがゲバラをマルクス主義者だとすることには明確な否定を行うことができます。ポイントはカストロとの分かれでゲバラ自身が手紙で触れていることと、国連での演説で推測が可能でしょうし、彼を支持した多くの著名人も彼に共産主義者ではなく、民族主義者としての価値を見出してることも多くの著作から推測可能ではありましょう。ゲバラを共産主義者というのは、非常にゲバラ自身にも不幸なことでしょう。それを甘んじて受けるのはゲバラの支持者への配慮ではありましょうが・・

ちなみに重複して指摘しますが、暴力に屈する国民がいる限りは、革命は成立しません。革命とは暴力にも対抗しうる抵抗心とその覚悟なしには成立しないわけで、暴力行為によって凋むような政治意思は革命とは言えないでしょう。数多くの革命の未然系が維持できないのは、その革命意識を強く維持できないことにその限界が見たわせるわけです。暴力支配が圧倒的パワーだという人は、所詮は、暴力への抵抗の覚悟がないだけという謗りを受けるしかないでしょう。
あえて言えば、チリの政変を革命というものと思えない自分には、安易な革命概念を標榜しているだけとしか、この記事では読み取ることが可能です。安っぽい革命という言葉になります。
  • posted by self0507 
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  • 2006.10/01 11:44分 
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はじめてレスをつけていただきましたself様、はじめまして。土佐の高知とともに明治革命を戦った薩摩長州です。よろしくお願いいたします。

まず米帝もCIAもゴジラ化ですが、「ゴジラ化」とは70年安保闘争はなやかなりしころの用語で、とてつ
もなく恐ろしいもの、人力及びがたい強大なものとしてとらえている。というような意味でつかわれておりました。で、釈明ですが、チリ革命の敗北の主な要因に、CIAを上げておられるような印象を強くうけたものですから。いかに強大な米帝でも、またその配下の世界最強の諜報機関でも、一国の政情がおおきなうねりとともに変化してゆくときには、そう大きな影響力はないと私は考えていて。そうした考えのうえでの言葉です。
でもイラクみたいに4軍総動員で来られたら怖いですよね。でもでもベトナムでの15年にわたる人民の不屈の戦いは米帝に勝ちましたからね。話がそれましたが、真意は米帝CIAの関与に革命の敗北を総括するよりも、軍のクーデターを許し、偉大な指導者が軍の放った銃弾に倒れたという事実から徹底的に学び総括を導き出すべきだと言う考えです。ちなみに私は、軍のクーデターを引き出したのは自国の富裕層(ブルジョアジー)と軍部の右派であると考えております。

>選挙の機能性すらないという言説になるのですが、どういうことでしょうか?

私は民主主義社会における一般論を論じているわけではないのです。チリでの革命の敗北を、マルクス・レーニン主義を立脚点に革命論を論ずる立場から総括しております。その点をまずお断りしておきます。
そして対象は1970年のチリの大統領選挙から1973年の軍事クーデターに至る個別具体的な事象に関してで
、あくまで議会選挙によって民主的に樹立された社会主義政権が、軍の砲弾によって木っ端微塵に吹き飛んだという事実から帰納しているのです。そうしたうえで、私の言葉が少々足りませんでした、あらため言うなら、議会選挙に勝つことによって権力を獲得し、維持し社会主義国家を建設していけるという誤った認識とすべきでした。マルクス・レーニン主義の認識をもたない方々が世の中圧倒的多数なのだから。
ただself様がおっしゃっておられる「議会選挙は一定の権力の確保」ということがどうもよくわからないので(頭悪いっていわれるかな)的をはずしているかもしれませんが。

民主主義から民主主義の政権交代でなくて社会主義への政権交代は、生産形態が一変します。生産手段が
国有化されます。ということは、たとえれば日本の財界人と言われる人たち、社長・会長がいち労働者となるということです。チリの富裕層(ブルジョワジー)はそれをだまって受け入れるでしょうか。当然受け入れませんでした。軍内部の右派にはたらきかけ、米帝の支援もとりつけクーデターを準備したのです。
政権交代後もなお富裕層が軍を掌握しつづけている現実に目をむけていたら、軍の解体再編に早急に着手していたなら、ああも無惨に民意が踏みにじられることはなかったのに。「勝ち取られた革命は生き延びねばならない」レーニンの言葉です。

ちなみに、そのような総括をすることができた学者はおりませんし、そんな「極左暴力」を是認するという誹りを受けるようなコメントをする勇気ある論壇もおりません。語弊を恐れず言えばマルクス・レーニン主義はその誕生からこんにちまで、本質的に「反社会的」なもので、国家を転覆し権力を掌握し社会主義を建設するための導きの書なので、その最先端の研究、実践はすごく奥深くのアンダーグランドなところにあります。ですから、目にする機会は少ないかもしれませんね。マルクスの共産党宣言が階級闘争の歴史観、レーニンの国家と革命が人民に対する暴力装置としての国家というテーゼをはじめておこなった歴史的著作です。私の認識の源流はここにあります。ただ惜しまれるのは日本国憲法擁護連合さんの指摘の通り日本共産党の政治方針にそって歪曲された表現がもちいられていることは残念なことです。

>国家権力の本質は、暴力ではなく個人と国家の契約関係ですが、どこでそのような国家権力に対する否定的な解釈が生まれるのでしょうか?軍や警察が暴力的であるのは、その権利を国民が信託形態をもって認証したことに他なりません。

そうなんでしょうか? 社会契約論はの出生はそもそも、王権神授説を根拠とする、絶対王政を新興勢力であるブルジョア階級が暴力革命で打倒してゆく過程で、それを歴史的に追認するために、また資本主義社会を構築する上で政治的暴力=権力に正当性を付与するものとして、ときのイデオローグたちがつくりだしたものです。ここで論じているチリの事象は、まったく本質を異とします。チリのブルジョア階級とプロレタリア階級の階級闘争が民主的な選挙による社会主義政権の誕生を突破口にしてに激化し、階級的な危機感を深めたブルジョア階級が社会契約論という仮象をかなぐり捨てたむきだしの政治的暴力で粉砕したというのが、事実です。まちがっても、アジェンテ政権を砲弾と空爆で粉砕することを人民が承認したのではありません。つまり社会はその歴史的ステージにおいて、それにみあったイデオロギーを準備しているということです。絶対王政VSブルジョア階級のブルジョア革命には社会契約論を、ブルジョア階級VSプロレタリア階級の社会主義革命にはレーニン主義的国家論をというふうに。

つづけて、タイ政府の軍のクーデータを引いておられますが、フィリピンのときもそうでしたが、どちらもはなから社会主義政権を樹立をめざしていたものではなく。なんら社会の基軸的な機構を揺るがすようなものではありません。非合法な手段ではありますが、軍を触媒としてトップの首をすげかえて「民主主義社会」が「新しい民主主義社会」にかわったということです。でもチリは繰り返しますが「民主主義社会」が社会主義社会にかわったのです。この違いは決定的です。国内では、残存する反対勢力は一斉に白色テロをも辞さず反撃にでる。国外からは他国からの露骨な内政干渉はうけるだろうし、経済制裁もあり、軍事的な示威行為、はては介入もあるかもしれません。実際に他国がおこなう行為はその政治目的の大
きさが手段の大きさを決定するでしょうが。

>自国民の信託も存在しない介入がそもそも、暴力である前にありえてはならない のだけど33年前のチリではおこったんです。自国民の信託ではなくて、富裕層の信託をうけた軍がクーデターという介入をおこし大統領官邸に砲撃と空爆をくわえたのです。

>その程度のルールさえ守れないことを批判するのが健全な国際社会でしょう。とはいえそんなピノチェト政権は17年もつづき、共産党員、労働組合指導者をはじめ多くの左翼系市民が秘密警察に虐殺されたという事実にたいし、あのクーデターの時「健全な国際社会」は有効に機能したのでしょうか。はなはだ疑問です。

この33年まえの異国の出来事にたいしてself様にぜひとも感じていただきたい、あのときの人民の無念な思いを。降り注ぐ砲弾と爆撃の中でアジェンテ氏と運命をともにした軍人たち、左翼党員、アジェンテ氏を支持する市民達の思いを。よく読んでいただきたい、アジェンテ氏の最後の演説を。マルクス・レーニン主義者ならずとも、人として正義がいともたやすく政治的暴力によって粉砕されたことへの怒りがあるはずです。ちょっと青臭い不遜な物言いをして申し訳ございません。

立場結論は違いますが管理人さんとも思いは同じです。あのときの最後の演説に胸を熱くした、この私も
その一人です。コメントの書き出しが「坂東風」であったことをこころからお詫び申し上げます。管理人さん長文ごめんなさい、ではまた。
  • posted by 薩摩長州 
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  • 2006.10/01 12:59分 
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日本国憲法擁護連合様はじめまして、薩摩長州です。

いいハンドルネームですね、惚れ惚れしてしまいます。

レスいただきありがとうございました。ちょっと一言二言いいですかね。

まず、ゲリラ戦に関してですが、人民が武装して戦う場合、その契機は武装自衛ということから始まります。自分にむかってくる暴力に対抗自衛するために武器を手にします。最初の武器は、石とか鋤、鍬、鉄パイプなど労働にもちいるものが一般的です。具体的なイメージは黒澤作品の七人の侍で描かれた村人でしょうか。

そしてその戦争形態はゲリラ戦ということになります。

まず戦争の実体論の定義ですがクラウゼビヴィッツが言うように、「戦争は仮借なき殲滅戦であり、敵戦闘力の殲滅、味方戦力の保持である」です。圧倒的に優位な敵戦闘力に対して圧倒的劣勢の我が勝利するには、我にとってもっとも有利な時間的空間的な優位を利して優位な敵を分断し個別撃破殲滅する。というのがゲリラ戦です。

例としては、地の利を使いまくったベトナム人民の巧みな罠。イラクの自爆テロもそうです。早い話が闇討ち、不意打ち、だまし討ちです。

この戦争形態勝利のポイントは二つ、一つは徹底した防御で味方戦力を保持することと、非常に長期にわたる戦争形態であるということ。
そのためほぼ例外なくパルチザンとよばれる革命党あるいは民族解放組織の指導を必要とし、高い武徳と組織の鉄の規律、忍耐を主体が備えている必要があります。
具体的にはフランスのレジスタンス運動を思い浮かべていただければと思います。

さて、一方でゲリラ戦は革命運動や民族解放運動の戦闘形態としてはこれしかないというたぐいのものですが,ゲリラ戦だけでは強大な正規軍を持つ敵を討ち果たすことはできません。

正規軍を持った敵を討ち果たすには、やはり正規軍と民衆の幅広い支持が必要です。この道筋を理論的に
まとめあげたのがかの毛沢東です。
戦争の勝利への道筋を3段階にわけ、まずは戦略的防御段階としてゲリラ戦を位置づけ、そこから正規軍を
そだてながら敵と互角にわたりあえる対峙段階へと導き、最後に民衆の一斉武装蜂起を視野に入れた政治
的獲得をし総反攻を完遂してゆくという段階論を確立しました。
これを実行してゆくにはさきに述べましたが主体となる指導組織がなければ、単発的なゲリラ戦に終始してしまい、勝利への段階を上ってゆくことは困難であることはいうまでもありません。かのベトナムのグエン・ザップ将軍はじつに忠実にこれを実践して見せてくださいました。これが私が思うゲリラ戦の定義です。

それと、私は南米の合法的左派政権の詳細な研究をしてみたことはないので正直なところわからないので
すが、昨今イラク情勢やイスラエルをめぐる情勢などなど、世界大戦後の米帝を機軸とする戦後世界体制がドラスティックに崩壊してゆくさまをみるとき、マルクス主義はもう古いよといわれつくして久しいですが、こんな時代こそとりわけ原則にたちかえったマルクス・レーニン主義にもとずいた視点が輝きを増すのではないでしょうか。若い娘がボディコンきてお立ち台で踊っているようなときには無用の長物ですがね。

それぞれの国のおかれた個別具体的な状況の中において、革命は準備され貫徹されるものです。それを否定するほどに私もドクマチックではありません。合法的に成立した左派政権も過度的にはあるかもしれません。

最後にちょっと文学的なんですが、マルクスの言葉で、敵階級のとの血みどろの階級闘争を通じてのみ,プロレタリアートは次の時代の担い手になれる能力獲得できる。敵階級の血によって古い時代のブルジョア的な汚物を洗い流して・・・・というのがあります。 ゲリラ戦の担い手が高い武徳と組織の鉄の規律、忍耐を命をかけて身につけてゆくことがそういうことなのかななんて理解してます。
でも、優秀な人材って戦闘で勇敢だから早く死んじゃうので、のこったしょーもないスターリンとか権力とったりしたら悲劇だったりしますが。まあこれにはトロツキーなどの主体の問題もありますがね。

それではまた、日本国憲法守りましょうね、さようなら
管理人さんまたまた長文ごめんなさい
  • posted by 薩摩長州 
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  • 2006.10/01 16:19分 
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薩摩長州 

薩摩長州さんはじめまして。薩摩長州が、ほとんど代弁してくださっているので、私からいう言葉はほとんどありません。薩摩長州さんの提起で重要だと思ったのは、
立場結論は違いますが管理人さんとも思いは同じです。あのときの最後の演説に胸を熱くした、という意見だと思いました。トロツキストだとかスターリ二ストだとか立場を超えて、今は共闘すべきなんだと思います。
でないと改憲には勝てません。国論は二分していると思いますので、参院選挙では日本共産党、社民党、そして民主党の改憲反対派が三分の一をしめるような選挙戦をそれぞれの支持者が連携して行うべきだと考えます。ハンドルネームをほめていただき感謝しております。私の名前が、改憲されたら反故にならないよう、改憲ストップをみんなで実現しましょう。土佐高知さん、長文ごめんなさい。

 

薩摩長州氏へ
>「議会選挙は一定の権力の確保」ということがどうもよくわからないので(頭悪いっていわれるかな)的をはずしているかもしれませんが。
・議会という立法府の権力機構の確保において選挙の意味があるということです。深い意味はありません。(ちょっといらない文面だったかもしれません)
>社会契約論はの出生はそもそも、王権神授説を根拠とする、絶対王政を新興勢力であるブルジョア階級が暴力革命で打倒してゆく過程で、それを歴史的に追認するために、また資本主義社会を構築する上で政治的暴力=権力に正当性を付与するものとして、ときのイデオローグたちがつくりだしたものです。
まずホッブス的な契約論において、おっしゃるとおり、君主制支配の正当化の論理でありますが、ロック、ルソーにおいては共和政体を想定してると認識しております
ルソーの社会契約論は「国民国家」の概念を打ち立てたわけで、社会主義思想にも抵触するわけです
>(前文略)まちがっても、アジェンテ政権を砲弾と空爆で粉砕することを人民が承認したのではありません。
・前文略については、その認識は否定しません。しかし、政体というのは、支持、不支持、留保という判断機軸しかないわけで、より支持を確保した方により正当性があるとされるわけです。暴力装置によって意思を歪められたことは想定でいることですが、それを抗うことが、本当の意味での主権者の政治責任だということなんです。そこまで背負うのが近代政治における国民の政治責任であると思っています。それほどの自由を天与されている以上は、責任を持つ市民である・・ということです。
>アジェンテ氏の最後の演説を。マルクス・レーニン主義者ならずとも、人として正義がいともたやすく政治的暴力によって粉砕されたことへの怒りがあるはずです。
感情論においては否定しえません。しかし歴史家からすれば、それでも思想が守られるだけの価値があって初めて政体として残るものであると思います。たかだか、一時的に政治中枢を掌握したとしても、人民の積極的支持母体がないと社会主義は維持できないことは、歴史でも認識できるはずです。それほど、社会主義のハードルは高いという認識です。
(私は、コミュニストですが、グラムシ、ランゲには理解しても、レーニンには理解は示せません。)
丁寧な言葉つかい恐縮いたします。こちらはまだ青臭い学徒でありますので、ある程度は気楽にやってもらいたいとは思います。
  • posted by self0507 
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  • 2006.10/03 05:26分 
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こんにちは self様。「極左暴力」の薩摩長州です(笑)

丁寧なレスをつけていただきまして、ありがとうございます。よく理解できました。
二点ほど補足的な意味で、コメントをお許し下さい。

ブログ拝見させていただきました。社会契約論を論じておられましたね。いいとこついてておられると感じつつ拝読させていただきました。
ルソーの考察はときに、マルクスの共産党宣言を彷彿させるものがある。それほどに鋭い観察力と分析力を備えた人格であったのだろう。マルクスに先んじること100年、天才だったかも

資本主義の初期段階においては、ブルジョア革命はプロレタリア革命へと自然発生的に発展してゆける可能性を内包しているのです。それは、フランスにおいて革命後繰り返される帝政・共和制・王政での政権の交代は唯物史観を立脚点に分析するなら、共和制において、フランス革命をブルジョア革命に押し留めようとするブルジョア階級と社会主義革命に発展させようとするプロレタリアート階級の 熾烈な階級闘争をみてとることができます。
しかし、ブルジョア階級もプロレタリアート階級も未成熟であるという歴史的制約から、単独で権力を掌握することができない均衡状況で、どちらの階級にも属さず双方の利害を調整するように振る舞う国家形態を2度の帝政にみることができます(ボナパルティズムの語源)。平行して旧社会の残存分子の抵抗は続いていることを2度の王政にみることができます。

>人民の積極的支持母体がないと社会主義は維持できないことは、歴史でも認識できるはずです。それほど、社会主義のハードルは高いという認識です

一般論ですが、社会主義の国家の建設のハードルは高いです、樹立するのも高いけどそれ以上に。なぜならいまだ人類がなしえていないことだから。しかし個別具体的な問題としてself様が想起しておられることが、旧ソビエトと中国であるならば、カオスではありません。
日本で1960年代初頭に反スターリン主義として理論的に解明され、打倒すべき対象として規定されています。導きの糸はあるのです。簡潔に述べることのできる内容ではないので、ここでは展開いたしませんが、あえて一言いうならば、レーニン死後の旧ソビエトも中国も、またそれらに指導され成立した諸々の革命たとえば、民族解放闘争としてのキューバ革命も、革命未然ながらそれらに指導されてきた世界中の共産党組織もふくめて共産主義でも社会主義でもない、スターリン主義であり、その主要因は世界革命を前提とする国際共産主義運動の連帯(無償の援助・理論的指導など)への裏切りであり、その特徴は米国との核開発競争に人民のパンを犠牲にしてものめり込んでいった事に象徴される対抗的積極性であり、本質は現状固定の自己保身であり、そのためなら人民の命など気にもかけないしょーもない癌化した社会主義者と共産主義者の国だということです。

最後に、不特定で顔の見えないところでの論理的な議論では、不作法な私ですが丁寧な言葉をつかうよにしています。相手方に敬意をはらわなくては互いの率直な意見の交換はむずかしいと思うからです。対立的な意見ほどそうでないと、お互いあるいはどちらかが嫌な思いだけをして、去っていってしまいます。真摯な対立的意見は金鉱脈であったりするので、やさしくやさしく掘ってゆかねばなりません。とはいえ子猫殺しのエントリーで
「人も猫もいきてなんぼ」と口をすべらし、self様より激しく非難されてしまったことは記憶に新しいところです。 ではまた、さようなら。管理人さんまたまたまた長文ごめんなさい。
  • posted by 薩摩長州 
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  • 2006.10/03 15:37分 
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