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土佐高知の雑記帳

四国西南部から徒然なるままに、祖国の右傾化、田舎切りすてに異議申し立てほえる。靖国神社の戦争犠牲者冒涜に怒りの発信!軍需産業=吸血鬼を暴き出すお気楽バンパイア・ハンター(^○^)

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昭和天皇と靖国神社

いやぶったまげた(^^;
昭和天皇が死去直前の1988年にのべた靖国神社についての思いを記録していた、富田朝彦宮内庁長官のメモのことである。

かつて「天皇と靖国」というエントリーを書いて、侍従長の徳川義寛氏のA級戦犯が合祀されたときのエピソードを紹介したが、こんどは昭和天皇の発言メモだからよりリアルな昭和天皇の声が聞こえてくる。



メモはこうだ。
----(引用開始)-----
私は或る時にA級が合祀され その上、松岡、白取までもが
筑波は慎重に対処してくれたと聞いたが
松平の子の今の宮司がどう考えたのか 易々と
松平は平和に強い考があったと思うのに 親の心子知らずと思っている
だから私あれ以来参拝していない それが私の心だ。
----(引用終了)------
徳川義寛氏の回想が、昭和天皇の声によって裏づけられた格好だ。

徳川氏の回想(「侍従長の遺言 昭和天皇との50年」朝日新聞社)を長文になるが、紹介しておく。
-----(引用開始)-----
 靖国神社の合祀者名簿は、いつも10月に神社が出して来たものを陛下のお手元に上げることになっていたんですが、昭和53(1978)年は遅れて11月に出して来た。「A級戦犯の14人を合祀した」と言う。私は、「一般にもわかって問題になるのではないか」と文句を言ったが、先方は「遺族にしか知らせない」「外には公にしませんから」と言っていた。やはりやましいところがあったのでしょう。
 そうしたら翌年4月に新聞に大きく出て騒ぎになった…
 A級戦犯はその10年くらい前に厚生省から「戦争による公務死亡者」として名前が靖国神社に届き、神社では昭和45年6月30日の総代会で合祀する方針を一応決めたのですが、「合祀の時期は宮司に任せる」ということで、宮司の筑波藤麿さんがずっと延ばしてきていたのです。ところが、宮司さんが筑波さんから松平永芳さんに代わって、間もなく実施に踏み切られることになった。
 …それに旧内務省の飯沼一省さんなども慎重論だったが、青木さんが強行に主張したと聞きました。「合祀しないと東京裁判の結果を認めたことになる」「戦争責任者として合祀しないとなると神社の責任は重いぞ」と。筑波さんは「ご方針に従う。時期は慎重に考慮したい」と引き取った。
 私は、東条さんら軍人で死刑になった人はともかく、松岡洋右さんのように、軍人でもなく、死刑にもならなかった人を合祀するのはおかしいのじゃないか、と言ったんです。永野修身さんも死刑になっていないけれど、まあ永野さんは軍人だから。
 でも、当時「そちらの勉強不足だ」みたいな感じで言われ、押し切られた。私は松岡さんの例を出して「おかしい」と言ったのだが、東条さんのことで答えられ、すり替えられたと感じた。靖国神社には、軍人でなくても、消防など戦時下で働いていて亡くなった人は祀っている。しかし、松岡さんはおかしい。松岡さんは病院で亡くなったんですから。
 それに、靖国神社は元来、国を安らかにするつもりで奮戦して亡くなった人を祀るはずなのであって、国を危うきに至らしめたとされた人も合祀するのでは、異論も出るでしょう。筑波さんのように、慎重を期してそのまま延ばしておけばよかったんですよ…。

 陛下の御製で、昭和62年8月15日に靖国に関して詠まれたのがあります。

 この年のこの日もまた靖国のみやしろのことにうれひはふかし

 合祀がおかしいとも、それでごたつくのがおかしいとも、どちらともとれるようなものにしていただいた。陛下の歌集「おほうなばら」に採録された時に、私は解題で「靖国とは国をやすらかにすることであるが、と御心配になっていた」と書きました。発表しなかった御製や、それまでうかがっていた陛下のお気持ちを踏まえて書いた。それなのに、合祀賛成派の人たちは自分たちの都合のよいように解釈した。
----(引用終了)------

昭和天皇に戦争責任があることは明白だ。
だが、昭和天皇はその戦争によってなくなった人たちにたいして、慰めたい気持ちは強くあったと思う(そうでなければ人でなしだ)。
そして毎年ではないが、参拝をつづけていた。

ところが、この昭和天皇の気持ちに逆らって、靖国神社はA級戦犯合祀を強行した。
昭和天皇の気持ちはいかばかりだっただろう。
その怒りの声がメモの行間からにじみでている。

これにたいして、靖国史観に立つブロガーたちは強い反応をしめしている。
大きく分けて二つある。
一つはメモの信憑性について疑問を投げかける意見だ。
これはそのとおり、疑問があれば検証が必要であることはいうまでもない。それはそれでやればいいと思う。
もう一つは、このメモが世に出たことの政治的な背景をあれこれする意見である。
いずれにせよ、このメモが靖国史観派に与えた衝撃はメガトン級だったということだろう。

小泉総理は靖国神社参拝を中止すべきである。


A級戦犯合祀は自らやめるべきである(7月20日改)
立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」
第78回 靖国参拝論議に終止符 天皇の意思と小泉の決断

第27回
揺れる靖国問題、改めて米国側の本音を聞く

昭和天皇の発言メモ~亡霊よ、よく言った!奈落の底から!


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*Comment

んっと 

検証云々はその通りだと思います。

ので、その結果「陛下の発言ではない」となる可能性もあるわけで、「…よりリアルな昭和天皇の声が聞こえてくる。」と断定するのは早すぎるのではと? ?

  • posted by 貴彬 
  • URL 
  • 2006.07/21 21:55分 
  • [Edit]

 

昭和天皇のご意志だと思いますよ。
昭和天皇は戦争に反対だったのだから当然でしょう。


総理が靖国を参拝は個人的には微妙だと思うけどA級戦犯を合祀したのは不自然です。
戦場で戦死したのならともかく、それ以外まで拡大するのは奇妙です。
  • posted by アラメイン伯 
  • URL 
  • 2006.07/22 00:06分 
  • [Edit]

面白がるのはいいけれど。 

別に、靖国神社が東條や松岡、白鳥を祀ろうが、ソウルで健在なキム・ヒジョンさんらを祀ろうが勝手だと思います。単なる一新興宗教のすることですから。
 問題は、合祀じゃなくて、そういう所に個人情報を横流ししていた厚生省や、国の象徴でありながら、それまでは参拝していたことでしょう。
 国外に対しては、A級戦犯を参拝しなければすむ話でも、国内的には、公人が一新興宗教に関わりあいになること自体が問題なんですから。

アンデルセン 

こんばんは。
靖国神社に否定的な考え方をするのはなぜか、と聞かれたら、僕はアンデルセンの『野菊とヒバリ』を引用しようと思っています。

「かわいそうなヒバリ!生きているときに自由を奪い、かごの中に閉じ込めておきながら、死んでからお花を供えたり、声を上げて泣いたとしても、一体なんになるでしょうか・・・」
  • posted by 近畿の野次馬 
  • URL 
  • 2006.07/22 23:20分 
  • [Edit]

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昭和天皇「私はあれ以来参拝していない」 A級戦犯合祀

写真は「大津留公彦のブログ」よりcopy「私はあれ以来参拝していない」asahi.comA級戦犯合祀に不快感を示す、昭和天皇・裕仁の生の声を宮内庁長官がメモした貴重な資料が見つかった。日経新聞の『大スクープ』だという。88年4月28日付。当時の富田朝彦宮内庁長官(故

[検証]メモ解読捏造報道確定か!?日経の昭和天皇と靖国手帳報道

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いわゆる「燃料投下」ってやつですか。

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昭和天皇、合祀に不快感-富田メモと天皇利用

■昭和天皇が靖国神社を参拝しなくなった原因は以前から、諸説、語られていたが、富田朝彦・元宮内庁長官が残していたメモの中から、昭和天皇が参拝を中止した主な原因が、A級戦犯合祀である可能性が濃厚になってきた。 ■参拝中止の諸説には、記事にあるように ―(1)7

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