土佐高知の雑記帳

四国西南部から徒然なるままに、祖国の右傾化、田舎切りすてに異議申し立てほえる。靖国神社の戦争犠牲者冒涜に怒りの発信!軍需産業=吸血鬼を暴き出すお気楽バンパイア・ハンター(^○^)

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「永遠の0」は戦争任侠物語


先日の「ファンタジーランド幡多」のあとの呑み会でも「永遠の0」について話題となった。映画をみた横山充男さんは「何とも

いい知れない気持ち悪さを感じた」といい「原作は読んでいないいが、映画を観ると任侠映画と同じ感じを受けた」と言ったがさすが作家。正鵠を射ていると思った。

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その後、原作を読み返してみて、横山さんが指摘したとおり「永遠の0」の本質は、特攻と戦争に舞台をとった任侠物語だと確信した。

なぜあれだけ家族の許に帰ること、生きることにこだわった宮部久蔵少尉が最期の特攻を志願したのか。
作品のなかでははっきりした明示はない。
ここからはわたしの推理である。

宮部少尉は少なくとも昭和20年に予備学生たちの教官を終えるまでは、気持ちに変化はなかったと思われる。
変化があったのは5月に教え子たちを九州に連れいていってから。
教え子たちの特攻を直掩し、その後も九州に残って特攻機の直掩任務についた(沖縄戦では爆装戦闘機の直掩はほとんどなかったからこれはフィクションであるが)。

人間爆弾「桜花」の神雷部隊の直掩後の宮部少尉の大きな変化を、鹿屋基地にいた通信員である大西保彦・元海軍一等兵曹が証言している。

宮部さんは神雷部隊の直掩をしたあと、単機で戻ってきた。
その夜、滑走路で酒を呑んでいた。
わたしも誘われた。
宮部さんはきょうの直掩について話をしてくれた。
撃墜された一式力行には教え子もいたと言っていた。
一機も守れなかったと悔いている宮部さんに「仕方ないと思います」と言ったわたしを怒鳴りつけた。
「何人死んだと思っている!直掩機は特攻機を守るのが役目だ。たとえ自分が落とされてもだ。しかし俺は彼らを見殺しにした」
「俺の命は彼らの犠牲の上にある」
「彼らが死ぬことで俺は生き延びている」
「沖縄戦の後半から宮部少尉ははっきりと変わりましたね。無精髭を生やし、目だけが異様にぎらぎら光るようになりました。もともとが背の高い痩せた人でしたが、更に痩せていきました。頬なんかはげっそりと肉が落ちて、人相が変わりました。そして――笑顔は消えました。特攻機の直掩につくたびに宮部少尉は命を削られていくかのようでした。ある昼下がり、私は滑走路に立つ宮部少尉を見て、ぞっとしたことを覚えています。陽炎の中に揺られ立つ宮部少尉は、まるでこの世の人に見えなかったからです。すでにその身は彼岸に片足を乗せているといった感じでした」

このころから宮部少尉は生き残ることをあきらめ、特攻に行くことを決意し始めたのではないか。
そして自ら特攻を志願した8月15日前。
そこにかつて自分を命がけで救ってくれた佐伯が特攻要員としてやってきた。
出撃の朝。
佐伯と分かれてゼロ戦に駆け寄る。
エンジン音で自分のゼロ戦52型の故障を一発で見抜いた。
そのとき、宮部の脳裏で家族のこと、佐伯のことが激しく交錯しただろうと思われる。
そして「生き残るカード」を佐伯に渡し、家族のことを頼もうと思った。

佐伯が生き残るとは限らない。
またこの先本土決戦になったらますますわからない。
だがとりあえず佐伯にかけよう。
愛する家族と自分が守ることができなかった教え子たちの命の分も…。
そう思った宮部は佐伯に機体の交換を願い出た。

だが、一度目は佐伯に断られる。
そのことで宮部少尉はますます佐伯に託す決意を固めたのではないか。
52型にもどった宮部はメモを書き残し、再び佐伯のところへいく。
こんどは絶対に代わってもらう決意を持って。

そして、自分はすべてのテクニックを使って、教え子たちが届かなかった米空母に一矢を報よう――宮部少尉は決意した。
そして出撃。
悪魔のように低空からレーダーとVT信管の対空砲火をかいくぐって空母「タイコンデロガ」へ接近…。

以上はわたしの推理である。
だが大きくは外れていないと思う。

これは任侠映画である。
社会人の為の漫画 『ワンピース』考察、疑問、謎、伏線メモ + 駄文もあり。考察対象はコミックス。から引用する。

----(引用開始)----
ヤクザ映画のフレームを整理すると、まず組織面からは<悪>(強者)=近代化推進派、<善>(弱者)=現状維持派と大きく分けてとらえることができる。情緒面では、義理と人情の世界に生きる男と女の葛藤と情感が前編にわたって謳(うた)いあげられる。<善>に漂う古き良き時代へのノスタルジア。義理ゆえに<悪>への殴りこみを決意した高倉健へ女がそっと傘をさしかけるが、女への思いを振り切るように高倉健は歩き始める。その敵地までの「道行き」の場面に主題歌が流れる。このクライマックスの盛り上がりへと至る「道行き」の場面は、ヤクザ映画独特の様式美の世界となっています。
----(引用終了)----

舞台が戦争、特攻に代わっただけだ。
それ故に日本人の琴線に響いた。
特攻の実相などは二の次だ。

「永遠の0」はエンターテイメントとしてよくできた作品だと思う。
だが、それ以上でも以下でもない。
そして「永遠の0」に感動した人たちにお願いなのだが、これで戦争と特攻について理解したと思わないで、これを入り口にして戦争や特攻のことについて書かれている本を読んでほしいと思う。
特攻隊員たちを記憶するために。
(『「永遠の0」と戦争の真実』終わり)


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*Comment

NoTitle 

因縁の付け方が朝鮮人だわ。もうサヨクなんか誰も相手にしないんだよ。文化大革命万歳程度の読解力で革命ごっこした全学連革命小僧のなれの果て犬畜生の子供じじいは、ひがみに凝り固まって死んで行くしかないんだよ。ああ、悔しいのう~。あはははは。
  • posted by ごみサヨク落ちぶれじじい 
  • URL 
  • 2014.03/18 14:42分 
  • [Edit]

ぷぷぷ…。 

まあいろいろレッテル貼るのは良いけど、中身の反論してくれよ。
朝鮮人、文化大革命、全学連、革命の意味もわかっているの?
もっと知性を磨いてから書き込んで下さいな(^_^)
  • posted by 土佐高知 
  • URL 
  • 2014.03/19 10:40分 
  • [Edit]

>中身の反論してくれよ。 

無理だと思います。

幼児が、覚えたばかりの言葉で、精一杯悪態をつくレベルと同じです。
中身など有ろうはずもないです。
  • posted by 阿波太郎 
  • URL 
  • 2014.03/19 11:42分 
  • [Edit]

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Author:土佐高知
男性/スライム系(LV61・HP715・MP1952)/高知県に生息/酒席は好きだが、晩酌はしない/どちらかといえば「凝り性」/美徳は「きまぐれ」/ウルトラマラソンに向かって日々鍛錬中!!/嫌いなことは陰口と意見を無視する態度
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