土佐高知の雑記帳

四国西南部から徒然なるままに、祖国の右傾化、田舎切りすてに異議申し立てほえる。靖国神社の戦争犠牲者冒涜に怒りの発信!軍需産業=吸血鬼を暴き出すお気楽バンパイア・ハンター(^○^)

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「あの戦争と日本人」を読んで

半藤一利さんの「あの戦争と日本人」を読み終えた。総選挙の後だったので特にラストが印

象に残った。第11章「昭和天皇と日本人」の最後の項「祖国よ、幸多かれ」。近代世界史のなかに日本が登場して140年を振り返り、「明治の栄光」の後に、その栄光だけを後光に背負った昭和の指導者たちが「進むことだけ知って、停まって考えることをまったくしなかった」結果招いた敗戦。

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福原麟太郎さんの書いたものをひいて、敗戦でたたきのめされた昭和の日本を心から可哀想だと思い、「しかも、そのたたきのめされた経験で自らを鍛えるという折をついに失ってしまった」と思う。
そして「自らを鍛える」ことなく、戦後の経済成長を謳歌し、「つまるところ戦争に負けるというつらさや廃墟からの再生の苦闘をまったくしない人たちばかりがリーダーとなるこれからの日本は大丈夫なのか」と問う。

まさにいまを言い当てている感じがしてゾクッとした。
「たたきのめされた経験で自らを鍛える」という意味の中には、あの戦争を日本人自身が裁かなかったことに通じるものがあるだろう。
「極東軍事裁判は勝者の裁判」として逃げ、「だまされていた責任」を他者に転嫁して「自らを鍛える」ことを怠った日本人。
小出裕章さんがテレビ番組で総選挙の結果に関連して、次のように語っていたこととも通じることだろう。

「(日本人というものをどう捉えますか?)

 それは大変難しい問題ですけれども、
 私はよく 原子力のことを考えるときに
 戦争とそっくりだなと 戦争のころと
 大きな流れができてしまうと
 ほとんどの人はその流れに乗っかっていってしまって
 おかしいと思っても
 声をあげることも通常はしないまま
 全体の流れに流されてしまうという
 そういう国民性が私はあったと思うし
 今もあると思います

 (ドイツでは脱原発になり、日本ではなっていかない
  ドイツの国民と日本の国民ってそんなに違うんですかね?)

 たぶん違うんでしょうね
 戦争についての総括とでもいうんでしょうか
 何を歴史から学んだかという意味でも
 ドイツは徹底的にナチスというものの
 歴史を自分たちで考え直して
 それを清算しようとして 戦後を生きてきたんだと思いますが
 日本はかつての戦争について 本当に反省したのかと言えば
 私から見れば全然していない

 戦争が終わってしまって 多くの日本人は
 自分たちはだまされた ときっと思ったのだと思いますが
 だまされたというなら
 なぜ だまされたのかをきちっと自分に問わなければいけないけれど
 それを問わなかったんですね

もっと素敵な米国がきてくれた
 もっといい日本になる
 ただそう思ってしまう
 そういう国民だった」

半藤さんがこの章の最後に紹介していたある人物の言葉は感じさせられた。
「戦いに敗けた以上はキッパリと潔く軍をして優秀の美をなさしめて、軍備を撤廃した上、今度は世界の世論に吾こそ平和の先進国である位の誇りをもって対したい。(中略)世界は、猫額大の島国が剛健優雅な民族精神を以て、世界の平和に寄与することになったら、どんなにか驚くであろう。こんな美しい偉大な仕事はあるまい」

半藤一利。
1930年5月21日生まれ。日本の作家、随筆家。
1945年3月10日の東京大空襲で戦火に追われ、米軍機から銃撃を受けた経験を持つ。

「長いあとがき」については稿を改めて…。

半藤さんが紹介した文章を書いた人物?
石原莞爾である。
ご承知の通り、満州事変をおこした張本人。
「どう考えても褒められない人物ですが、この述懐はすこぶるよろしい。わたくしもまた、日本よ、平和の先進国たれ、とことさらに胴間声をはりあげたいと思うのです」(半藤一利)



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