土佐高知の雑記帳

四国西南部から徒然なるままに、祖国の右傾化、田舎切りすてに異議申し立てほえる。靖国神社の戦争犠牲者冒涜に怒りの発信!軍需産業=吸血鬼を暴き出すお気楽バンパイア・ハンター(^○^)

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MとVのはなし(二)

もう一つの搾取の強め方は労働生産性の向上によって、賃金に回すVの部分を相対的に小さ

くすることによってM(もうけ)を増大させる方法である。マルクスはこれを「相対的剰余価値の生産」と呼んだ。

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この方法は労働の組織化によってすすめられ、機械がそれに結びつくことによって飛躍的に増大した。
また、労働の強化によっても同様の搾取を強めることができる。

賃金に回すVの部分を相対的に小さくするという点では、機械工業になって熟練労働者が駆逐され、児童労働、婦人労働によって置換えられることと同じである。
つまり一定の技術をもっている大人の男性に支払う賃金よりも、単純労働に従事する児童、婦人の賃金を低く設定できるからである。
こうして19世紀のイギリスでは、児童労働、婦人労働の過酷な搾取が広がり、マルクスとエンゲルスは怒りの筆致でそれらを告発している。

ところで、機械化や労働の強化は資本の自覚によってすすめられるのではない。
ほかの資本との競争で、少ない労働力投資でより多くの商品を生産することができれば、当面のあいだは平均的な価値で商品を売ることができるので、その差額分をもうけとしてえることができるからである。
こうして資本はほかの資本との競争のなかで機械化、合理化をすすめ、生産力を飛躍的に高める。

生産力の向上は、資本という枠組みのなかでは国民の幸福や労働時間の短縮には寄与しない。
むしろ逆である。
生産力の向上は、資本にとってこれまでの生産を維持するためにはこれまで必要とした労働力を少なくすることが可能となる。
必要とされなくなった労働力は、資本にとって過剰な労働力となり(社会にとって過剰という意味ではない)、相対的過剰人口として失業者の群れに放り込まれる。

この相対的過剰人口はまた資本にとって搾取を強めるテコとなり、いっそうの搾取が強められる。
それは正規労働者に対する非正規労働者の、非正規労働者に対する失業者の関係をみれば、いかに労働力の買い手側が優位に立てるかがわかるだろう。

絶対的剰余価値の生産と相対的剰余価値の生産は別々に行われるのではなく、相互に関連し合いながら絡み合いながら行われ、搾取が強められる。

生産の現場で資本がMをいかに強欲に追い求めるだけではない。
本来はVとして資本が支払わなければならないもの、たとえば各種保険の事業主負担分を少なくしできればゼロにすること、Vとして労働者にわたっているものを消費税で吸い上げ法人税減税に回すことなどなど、資本はあの手この手をつかって搾取・収奪を強めている。
経団連が社会保障費を消費税でまかなうことを提唱していることも、VをへしてMをふやす資本の飽くことない吸血鬼ぶりを象徴している。
搾取は生産現場にかぎられているわけではない。
政治を通じて、国家を通じて、資本は搾取・収奪を強めている。


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Mについて 

正確に言うと、Mは「剰余価値」すなわち「労働者」(あるいは人が)生きていくため…もちろん子どもを育て、一人前の社会人にする「労働力再生産」過程を含む…に必要最低限の生産物(価値)よりもより多く生み出された「価値」のことで、どのような社会であっても出てくるものです。これができないと、社会は「成長」しません。生産を基軸とする社会形態が変化するにつれて、Mを取得する者や方法が違うわけですね。古代の専制政治や封建社会では、Mは領主のもの(年貢とか、あるいは領主のもとでの労働)、奴隷制では奴隷主のもの…というわけです。資本制社会では、資本が賃金という形でC(可変資本分)を払った後、Mを取るということになります。
またMは(企業者の利潤+利子+地代)に分割されます。今は「企業者の利潤」は株の配当とかですね。金融資本の自由度が大きい現代では、利子にあたる部分がものすごい量を占める…だから産業資本家はMをより増やさなければならないという問題もあります。
まあ、あまり詳しくやるのもなんなので、初心者向けではこんなもんでよろしいかと…

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土佐高知

Author:土佐高知
男性/スライム系(LV61・HP715・MP1952)/高知県に生息/酒席は好きだが、晩酌はしない/どちらかといえば「凝り性」/美徳は「きまぐれ」/ウルトラマラソンに向かって日々鍛錬中!!/嫌いなことは陰口と意見を無視する態度
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