土佐高知の雑記帳

四国西南部から徒然なるままに、祖国の右傾化、田舎切りすてに異議申し立てほえる。靖国神社の戦争犠牲者冒涜に怒りの発信!軍需産業=吸血鬼を暴き出すお気楽バンパイア・ハンター(^○^)

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資料:日本共産党の原発政策③

しかし日本の原子力を巡る進行は、「安全で放射能汚染や環境の悪化をもたらさぬ原子力発

電」という理想とは相容れない現実を突きつけた。原発建設予定地では、地元の不安と安全性を無視して強引に建設を進めようとする電力会社の姿勢に対して、不安と怒りが広がった。たたかいはおきた。

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当然、地域の日本共産党はそれらに積極的に参加していった。

ここに1974年10月に日本共産党がひらいた、「第2回地方議員全国研修集会」の報告集がある(「議会と自治体」1975年1月臨時増刊号)。
直前に原子力船「むつ」の放射能漏れ事故が起きたばかりだった(9月1日)。

この集会での基調報告には原発問題はふれられていない。
だが、ひらかれた15の分科会では2人の発言者が原発問題についてふれている。一人は女川原発に反対するたたかいについて、もう一人は東海村原子力開発をめぐるたたかいについてである。

いずれも地区委員会と議員が、先頭にたってたたかっていることを報告しているが、分科会のまとめで山口良行中央経済政策委員会副委員長(当時)が、「原子力開発問題に取り組んでいる茨城県東海村の村議の同志は農民でありながら、同時に原子力問題の専門的な知識をもって、たいへんきめこまかな対策をすすめており、参加者一同をおどろかせただけでなく、衆議院の科学技術特別委員である山原代議士も舌を巻くほどでした」と紹介した永井一郎地区委員の発言はすごい。

東海村でのたたかいを、①内陸部での原子力施設の排水問題、②原発建設での安全審査のずさんさの問題、③原発の地元との安全協定問題、④再処理工場と使用済み燃料輸送問題、⑤原発関連の財政問題について具体的に交渉内容などを取り上げている。

永井地区委員(村議)は、その発言のなかで原子力船事故にも言及しながら「現在、安全審査というものが事実上、空洞化していたのではないかという国民の疑問、あるいは科学者の批判が広がっていますが、わたしはこの研究集会にあたって、いま建設中のすべての原子力発電所建設を一時中止して、新しい民主的・科学的な安全審査部会を政府に構成させて、そこでもういちど再審査する必要があるのではないかと考えています。この点では、共産党中央委員会が、全国統一闘争を呼びかける必要があるとつよく要望しているしだいです」と訴えている。

これに直接答えたかどうかは知らないが、日本共産党中央委員会は、1975年3月に「安全優先、国民本位の原子力開発をめざす日本共産党の提言」を発表した。

この現物は残念ながら手元にないが、チェルノブイリ原発事故を取り上げた新原昭治さんの文章のなかに引用があるので孫引きして起きたい(「チェルノブイリ原発事故が投げかける問題」(「赤旗」1986年5月25日~27日))。

----(引用開始)----
「原子力の発見は、人類のエネルギー利用の将来に巨大な可能性をひらいた。しかし、世界的に核兵器優先の体制がとられてきたこととも関連して、また、原子力の平和利用のための研究・開発は、この新しいエネルギーの有効で経済的な利用でも、人類の安全保障の面でも、大局的にはまだはじまったばかりの段階であることから、今後の研究にまつところがきわめて多い。…ところが、現在自民党政府がすすめている原子力開発政策は、国民の安全の確保、エネルギーの自立性の保障、軍事利用の危険防止など、多くの点できわめて重大な致命的欠陥をもっている」
 同提言は、このように指摘し、原発の炉心事故さえ懸念されることにもふれながら、原発技術が依然未完成の技術であることを念頭に入れた十分な安全対策もとることなく、安易に原子力発電所建設計画を推進するようなことは、厳につつしむべきであると警告した。
----(引用終了)----

それまでの楽観的なトーンから、未完成の技術、原発政策の致命的欠陥を指摘し、安易な原発建設をつつしむことを求めるものとなっている。

そして1976年1月30日に不破書記局長が「安全体制抜きの原子力政策は根本からの転換をはかれ」と衆議院予算委員会で追及することとなる(「前衛」2011年6月号再掲)。

長くなりすぎた。
1977年に発表した「日本経済への提言」での原発の取り扱いについては次回に回す。



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*Comment

 

>新しい民主的・科学的な安全審査部会を政府に構成させて、そこでもういちど再審査する必要があるのではないかと考えています。

いまとなっては幻の民主連合政府ですが、もし共産党が与党になった時のために、核の平和利用の道を温存し続けてきたわけです。
ま、科学的な判断というより政治的な判断ですね。

しかし今回の原発事故によって、野党といえども立場を明確にせざるを得なくなった。
そこで志位「原発ゼロ」演説となるわけですが、客観的に見て政策転換があったと思わせるものですが、しかし中央は従来の方針から一貫しているという。

ここに分かり辛さがあるのであって、、いや、核の平和利用の堅持とゼロミッションは相容れないわけで、これでまた党員の余計な苦労も増えるわけですが、「間違わない中央委員会」って誰のために大事なのでしょうかね。
少なくとも国民のためになってはいません。

「過去には自然の脅威を科学で克服できると思ってましたが、それは不可能であるという結論に至りました。よって核の平和利用を放棄します。方針の転換?エエ、そう受け取ってもらてけっこうです」
少なくともこれぐらいの説明をしてもらわないと、党員にとって迷惑な話でしょう。
  • posted by キンピー 
  • URL 
  • 2011.05/30 23:51分 
  • [Edit]

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