土佐高知の雑記帳

四国西南部から徒然なるままに、祖国の右傾化、田舎切りすてに異議申し立てほえる。靖国神社の戦争犠牲者冒涜に怒りの発信!軍需産業=吸血鬼を暴き出すお気楽バンパイア・ハンター(^○^)

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東北津波は明日の土佐

東日本大震災にともなう大津波はこれまでの想像と想定を超えていた。朝日コムが沖合で大

津波を乗り越える巡視艇「まつしま」の映像をアップしているが、普通は波高が低いとされる沖合いで10メートルだから、丘ではものすごい高さになったことは想像に難くない。

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同じく朝日は、「日本一の防潮堤」「万里の長城」を誇った岩手県宮古市田老地区にあった防潮堤が、いとも簡単に突破破壊されたことをリポートしている。

「日本一の防潮堤」無残 想定外の大津波、住民ぼうぜん

ここでは「1896(明治29)年の明治三陸津波で1859人が、1933(昭和8)年の昭和三陸津波で911人が命を奪われた」。
住民たちは移転を検討したが、海辺にすみたいという声と代替地が不足していることで防潮堤を建設に踏み切った。
1939年から約50億円かけてつくった防潮堤は、なるほど60年のチリ地震津波では他の地域では犠牲者が出たもののここでは防潮堤が津波を防いだ。
しかし、こんどの大津波には為す術がなかった。

とまれ。
東北津波の映像は「明日の土佐」である。
土佐沖にはフィリピン海プレートがアジアプレートに潜り込む南海トラフがあり、過去大きな地震と津波が定期的に土佐沿岸をおそってきた。
現代から順に時代をさかのぼると次のようになる。

1946(昭和21)年、マグニチュード8.0
1854(安政元)年、マグニチュード8.4
1707(宝永4)年、マグニチュード8.6※
1605(慶長9)年、マグニチュード7.9~8.0※
1498(明応7)年、マグニチュード8.2~8.4※
1361(天平16・康安元)年、マグニチュード8.0~8.5
1099(康和元)年、マグニチュード8.0~8.5
887(仁和3)年、マグニチュード8.0~8.5※
684(白鳳13)年、マグニチュード8.0~8.3※

こんどの東日本はマグニチュード9.0だからいかに強烈なものだったかわかる。
ただ昭和の震災をのぞくと観測値ではないから、推定として差し引きする必要があると思う。

このなかで史料が残っているものとして最大のものが宝永地震である。
このときの地震・津波の記録を古文書からひろい集めたのが「宝永大地震――土佐最大の被害地震――」(間城龍男、1995年)。

そこにわが故郷、土佐清水市下ノ加江のことが載っている。
13~14メートルの大津波の襲った下ノ加江(当時は下茅)は、海辺の集落と田畑はもちろん「亡所、田苑一面浜となる」。

そのなかで鍵掛という地区のことである。
ここは宝永の時は、平地(現在の下ノ加江中学校があるところ)に集落があり、大きな被害を受けた。
現在の鍵掛は、そこより高い高地にある。
その理由を間城さんは、住民たちが後年津波被害を受けない現在地に移したと推理する。
なるほどと思う。

津波・洪水は自然災害である。
それを人間力で押さえ込もうというのも一つの知恵かもしれないが、それを避けるのも一つの知恵ではあるまいか。
人口規模などはもちろん違うが田老地区と鍵掛の行き方にそれを感じた。

もっともいまの下ノ加江もその「知恵」を失っているかのようである。
旧鍵掛のあったところには中学校があり、その北方には住宅地が建築されている。
そこを津波の被害から守るために、莫大な費用をかけて堤防をつくるのだろうか。

宅地計画見直しもふくめて高知県の地震・津波対策は待ったなしである。


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*Comment

問題提起 

異論は全くありません。ただ批判を覚悟で述べますが、仮にM9という地震と津波の対策を打ったとして、それ以上の地震や津波の『想定外』の事が起こった場合、責任追及をすべきという立場でしょうか?もしすべきという立場であるならば『誰』に対して行なうのでしょうか?

日本一の防波堤を誇った岩手県宮古市でもあの惨状です。『想定外』の津波という言い訳(?)は福島原発と同じです。どちらも住民に『安全』を訴えていたのも同じです。個人的には東電の想定外は絶対許されないのに、県、市町村の想定外は許されるというのは、『情』では納得できても『筋』では理解できません。

東電はつぶれても一向に結構ですが、いつものようにマスコミ論調のように誰かを血祭りにして自分は満足するというのは、根本的な問題解決につながらないと考えます。
  • posted by FK 
  • URL 
  • 2011.03/24 22:24分 
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補足 

自分は満足するの『自分』とは土佐高知さんを指しているのではありません。私を含めた日本国民を指しています。誤解しないで下さいね。
  • posted by FK 
  • URL 
  • 2011.03/24 22:30分 
  • [Edit]

 

FKさん

地方自治体と東電&政府の違いは原発が国策で進めてきた事業であり、地方自治体が進めてきたものではないからです。
地方自治体に罪があるとすれば、東電&国の「安全対策は何重にも行っていますので安全です」という言葉を信用してしまったことでしょうか。
今回、結果として国&東電の言葉は嘘になってしまったわけですが、嘘をつく側と騙された側が同罪であろうはずはありません。
また危機管理の視点から見れば、M9に絶えうる耐震強度の原発を造ったとしても、「想定外」は何時か何処かで起こるものですから、問題は想定外が起こった時に被害を抑えることができるのか?ということです。
ここで一度コントロールが出来なくなれば、非常に厄介なものになってしまうという、核の持つ特殊性が問題になってきます。
要するに国がエネルギー政策として数ある中から原発を選択した時点で、政策決定者の行政府と運用者である事業者に責任が生まれます。

話がそれますが、そもそも質問の設定について。
M9以上の耐震強度を持つ原発になったとしても、コストの増大は免れません。
万一の事故時の損失を他のエネルギーと比較すると、非効率として退けられがちな他のエネルギーも十分選択肢になりうると思いますので、M9以上の耐震強度を持つ原発に拘る必要な無いものと思います。
  • posted by キンピー 
  • URL 
  • 2011.03/25 11:00分 
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書き漏れてました。

FKさん

http://www.gyokou.or.jp/100sen/100img/02tohoku/021.pdf
津波被害の多い土地柄ゆえに住民の意志として作り、防災意識も高かった。
そしてここには「これらの施設に満足することなく」と書かれています。
これは誰かに責任を問えるような問題ではないと思いますよ。
いまだに被害の全容が明らかになっていませんが、現時点で見ると同じように複雑な海岸線を持つ近隣市町村より、若干被害が少ないようにも見えます。

これは歴史的に津波被害に遭遇してきた住民として、また自治体ができうる範囲の努力として、それが無駄ではなかったのだと私は思いますが、そのことと「安全だ」「大地震が起こっても大丈夫だ」といって原発を国策に位置づけ、しかも安全なはずの原子力施設を都市部では作らず地方に押し付けてきた国と事業者を、「想定外」という言葉尻だけを捉えて同列に扱うのは倫理的にも問題があるように思います。
  • posted by キンピー 
  • URL 
  • 2011.03/25 13:39分 
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同郷の者です 

この震災前、たまたま図書館で下ノ加江の事を少し調べてたのですが、「下茅」は火事や津波の災害が多く「茅は燃えやすく、災害を連想させるから縁起が悪い」と言う理由で「下ノ加江」に改名した歴史があるみたいですね。
その本には「市ノ瀬の伊豆多神社付近まで津波が来た」と書かれており「へぇー」ぐらいにしか思っていませんでしたが、今回の震災の映像を見て、あの本を真っ先に思い出し、とてもゾッとしました。
あの規模の津波が来れば、下浦はもちろん、船場・小方・長野は確実に壊滅的な被害を被りますね。
下ノ加江は海が近いですが山も近い。
土砂崩れや家屋の損壊が軽く住めば、地の利を生かし、なんとか命だけは全員無事で終える事ができると思います。
津波を防ぐより、津波から逃げる防災訓練を町ぐるみで取り組み、避難までの所要時間等の統計を取り、避難までに何ができるかを一人一人が確認する必要があると思います。
他の地域もそうでしょうが、私を含め、下ノ加江住民の地元愛もとても深いものがあります。
何度も災害から立ち直った歴史が下ノ加江にはある。命さえ助かればなんとかなると思いますので、私の大好きな下ノ加江住民を誰一人として死なせない為、とにかく津波から逃げる対策を、強く望んでいます。
  • posted by あ 
  • URL 
  • 2011.04/11 13:48分 
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おお、よくいらっしゃいました。 

そうですね。
下ノ加江は海も近いですが、山も近い。
それを利用した津波対策は可能だと思います。

高台に避難所をつくり、そこへの誘導路を整備するとか…。

次は宝永クラスの確率が高いと言われていますから、ぜひやってほしいですね。
  • posted by 土佐高知 
  • URL 
  • 2011.04/12 22:46分 
  • [Edit]

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Author:土佐高知
男性/スライム系(LV61・HP715・MP1952)/高知県に生息/酒席は好きだが、晩酌はしない/どちらかといえば「凝り性」/美徳は「きまぐれ」/ウルトラマラソンに向かって日々鍛錬中!!/嫌いなことは陰口と意見を無視する態度
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