土佐高知の雑記帳

四国西南部から徒然なるままに、祖国の右傾化、田舎切りすてに異議申し立てほえる。靖国神社の戦争犠牲者冒涜に怒りの発信!軍需産業=吸血鬼を暴き出すお気楽バンパイア・ハンター(^○^)

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9月18日に思うこと

1931(昭和6)年9月18日、午後10時20分頃、奉天(現在の瀋陽)北方約7.5k

mの柳条湖の南満州鉄道線路上で爆発が起き、線路が破壊された。関東軍は、これを中国東北軍(張学良)による破壊工作と断定し、直ちに中国東北地方(満州)の軍事占領行動に移った。

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関東軍は、18日までに、奉天、長春、営口の各都市を占領した。
いわゆる「満州事変」の勃発である。
事件を起こしたのは関東軍の一小隊、しかも爆発そのものは直後に付近を急行列車が何事もなく通過したことからみても小規模だった。
だが、関東軍は付近にあった中国東北軍の兵営(北大営)を占拠、「満州」全土へ軍事行動を拡大した。
準備を整えた上での軍事行動であることは明らかだった。

奉天にいた何人かの新聞記者は、これが関東軍の謀略であることを当時から見抜いていたが、本人の怠慢か本社の意志かそれらは一切報道されず「奉天で日支軍衝突!」「原因は支那正規兵の満鉄線爆破……」「深夜の奉天市内は今や砲声轟く戦火の巷となった……」などの扇情的な言葉が踊った。

新聞各社は新規に参入したラジオとあわせて、大スクープ合戦を行い、事件の真相を隠したまま中国東北軍の暴慢無礼な態度と、それに耐えてきた関東軍の決起として事件を描き出した。
昭和恐慌以来の苦しみを押しつけられてきた国民は、それらを読んで排外主義と戦争熱をたぎらせた。

こうして1945(昭和20)年8月15日まで、日本は狂気の坂を転げ落ちていく。

1946(昭和21)年、シンガポールのチャンギー刑務所でBC級戦犯として処刑を待つ木村久夫さん(陸軍上等兵)は、差し入れられた岩波文庫「哲学通論」(田辺元)の余白に次の言葉を書き残した。

-----(引用開始)------
しかしこの日本降伏が全日本国民のために必須なる以上私一個の犠牲のごときは忍ばねばならない。苦情をいうなら敗戦と判っていながらこの戦を起した軍部に持って行くより仕方がない。

しかしまた、更に考えを致せば、満州事変以来の軍部の行動を許して来た全日本国民にその遠い責任があることを知らねばならない。我が国民は今や大きな反省をなしつつあるだろうと思う。

その反省が、今の逆境が、将来の明るい日本のために大きな役割を果すであろう。それを見得ずして死ぬのは残念であるが致し方がない。

日本はあらゆる面に為いて、社会的、歴史的、攻治的、思想的、人道的の試練と発達とが足らなかった。万事に我が他より勝れたりと考えさせた我々の指導者、ただそれらの指導者の存在を許して来た日本国民の頭脳に責任があった。

かつてのごとき我に都合の悪しきもの、意に添わぬものは凡て悪なりとして、ただ武力をもって排斥せんとした態度の行き着くべき結果は明白になった。今こそ凡ての武力腕力を捨てて、あらゆるものを正しく認識し、吟味し、価値判断する事が必要なのである。これが真の発展を我が国に来す所以の道である。あらゆるものをその根底より再吟味する所に日本国の再発展の余地がある。
-----(引用終了)-----

その後、テレビも加えた日本のマスコミに「満州事変」の教訓はいかされているだろうか。

きょうは戦争推進にマスコミがはたした役割と、それに踊らされた脆弱な国民性とを考える一日にしたい。

マスコミ9条の会


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*Comment

 

「それに踊らされた脆弱な国民性とを考える一日」
そう思います。
しかしそれを戦争指導者や軍の免罪符にしてはならないとも思います。
  • posted by キンピー 
  • URL 
  • 2010.09/18 18:46分 
  • [Edit]

 

ただいま帰りました。
一週間ほどフィリピンに行って来ました。いつもはダバオやセブと言った南の方でしたが、今回初めて北の方に行きました。元クラーク基地のメインゲートを見て、やはり基地なんて要らないし、その後の経済効果が計り知れない事も知らされました。
ピナツボの降灰は想像を絶します。この後始末のお金をどちらが出すかで基地返還が実現した訳ですが、ようするに”やる気”の問題です。ね、菅さん。
それと、南の方に比べて、北の方はアメリカ軍上陸後の敗走時にとても悲惨な事が沢山あって、年配の方から直接聞いた体験談から考えさせられました。
とりあえず、関係のないスレッドで失礼しました。
  • posted by ヒロユキ 
  • URL 
  • 2010.09/19 00:36分 
  • [Edit]

キンピーさんに付け加えると 

日本共産党も含めた、当時の日本左翼が明確に「満州事変」に対する反戦闘争を組めなかった(そんな理論水準でしかなかった)ことも問題ですね。

 

弾圧されていた。
という歴史は語りますが、運動面・理論面での反省的態度が無いのは事実ですね。
いかに戦い、いかに失敗していったのか。
そういう検証も必要でしょう。
とはいっても、当時の左翼運動の資料が手元にありませんので(あったとしても質量共に不十分かもしれませんが)、検証にはちょっと時間がかかるかもしれませんね。
  • posted by キンピー 
  • URL 
  • 2010.09/21 16:16分 
  • [Edit]

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