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土佐高知の雑記帳

四国西南部から徒然なるままに、祖国の右傾化、田舎切りすてに異議申し立てほえる。靖国神社の戦争犠牲者冒涜に怒りの発信!軍需産業=吸血鬼を暴き出すお気楽バンパイア・ハンター(^○^)

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『実録 連合赤軍』を見て

若松孝二監督の「実録連合赤軍 あさま山荘への道程」をみた。若松監督といえば、京都にいた時分に「赤

軍‐PFLP世界戦争宣言」のポスターをよく目にしたものである。

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その若松監督が「自分が撮るのが使命」と撮ったのがこの映画である。

はじめは赤軍派結成にいたる経過などが比較的詳しくえがかれていて、一つの歴史としてみることができた。

途中からの山岳ベースでの
「総括」は、関係者たちの証言をもとに
よくえがかれていたと思う。

あんな論理でよくメンバーたちが自縄自縛されたものだ、といまの時点に立てば思えるが、当時の各セクトのもっていた雰囲気からすればわからなくはない。

事実、当ブロガー自身も別セクトにいたが、あの種の「自己批判」にもがいていた時期もあった。

閉鎖された山岳ベースではなく、
社会のなかに存在していたから、
あのような形にはならなかったが、
もし閉鎖された空間にいたら、
リーダーの一言で連合赤軍と同じようなことになったかもしれないと思う。

で、それを食い止めるのは何か。
若松監督も映画で主張していたが、
おかしいことをおかしいと、
1人でもいえる勇気だろう。

それはそのセクトなり、
団体なり、国家なりがめざしている
目的とはまったく無関係である(てか、その目的が崇高な場合には、いっそうカルト化される)。

その勇気はそのセクトとは
無関係(時としては敵対的な)な、
まわりの社会、人間集団との新陳代謝で
生まれるのではあるまいか。

若松監督が
レバノンと北朝鮮で
元赤軍派のメンバーにみせたことが
「映像特典」にあった。

北朝鮮のメンバーが
「もし、自分が山岳ベースにいたら
同じようにすすんで総括をかけたり、
かけられたりしたかもしれない」
と感想をのべていたことが印象的だった。

日本軍も全軍特攻に傾斜するとき、
同じような心理状況があった。

敷島隊らが突入した直後のフィリピンである。
------(引用開始)-------
夕刻、クラーク基地のストッツェンベルグにある七六一航空隊の士官宿舎についた大西長官は、一航艦・二航艦の指揮官たちを前に次の訓示をおこなった。

門司副官の記憶は次のとおり。

「本日、第一航空艦隊と第二航空艦隊は合体して、第一連合基地航空部隊が編成された。長官は福留長官、自分は幕僚長として長官を助ける。各隊とも協力するよう。知っているとおり、本日、神風特別攻撃隊が体当たりを決行し、大きな戦果を挙げた。自分は、日本が勝つ道はこれ以外にないと信ずるので、今後も特攻隊を続ける。このことに批判は許さない。反対するものはたたき斬る――」
 列席者を取材した森史郎氏は、「たたき斬る」を「極刑に処する」「銃殺に処する」と記憶はまちまちだが、「有無を言わせぬ強圧的な態度であったことだけは間違いない」としている。

「レイテ湾突入のため、空母の飛行甲板を使用不能にする」ことが目的であった特攻が、全軍特攻に飛躍した瞬間である。

当然、指揮官の中には大西の訓示に強い反発を感じた者もいた。門司副官は、反発している顔つきの二〇三空飛行長・岡嶋清熊少佐をみて「心臓が痛む思いがした」。岡嶋元少佐はとっさに自分の銃に手をかけたという。
だが、このときの心境を二五二航空隊飛行隊長新郷英城少佐は、森史郎氏にこう語り残している(森史郎「敷島隊の五人」)。

何か、いいたいんですよ。特攻なんて、誰だって反対ですからね。しかしいえない。言うだけの材料がない。他にどんな方法があるのか、理論的に言い返すことができない。…ですから、皆黙ったままでした。一人として堂々と反対論を述べる者がいなかった。恥ずかしいことですが…。

敷島隊の「大戦果」の前に沈黙したのである。
------(引用終了)-------

ぜひともみてほしい映画の一つである。



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*Comment

半分程度は解明できましたが・・ 

 直接のかかわりは当時はありませんでしたが、「坂口弘」や「岡本公三」を知るひとが身近にいました。

 人間を解放する思想の信仰者が、なぜ仲間を惨殺しなければならなかったのか。その組織的な欠陥と思想的な欠陥を総括する必要があると思っています。

 連合赤軍事件は日本の社会運動を葬った「ブラックホール」のような存在だからです。

 

この映画の存在は聞いておりましたが、見る機会に恵まれませんでした。あさま山荘事件の頃は、小学生でしたので、何かやってるな~、と毎日テレビを見ていました。仲間惨殺の「総括」は痛ましいものですが、組織内で一人異を唱えることの困難を感じさせる日本社会の有様の一つの極限とも考えられます。このような社会をいかに改造していくか、を考え行動する必要を、切に感じます。
  • posted by 梅安 
  • URL 
  • 2009.04/30 18:21分 
  • [Edit]

日本社会だけではない 

と思います。

スターリン時代のソ連でも
冤罪ででっち上げられた人たちが

トロイカと呼ばれる「法廷」で
みずから「党」や「国家」のために
秘密警察がつくりあげたデッチあげシナリオを認め、
処刑台にのぼっていったのを見聞すると
日本的現象ではないようです。

閉鎖された集団における、
人間心理としても検証が必要なのではないでしょうか。
  • posted by 土佐高知 
  • URL 
  • 2009.04/30 21:18分 
  • [Edit]

閉鎖的なきまじめな集団は危険だ 

 土佐高知さんがご指摘されていた特攻隊の話。おかしいと思っても「反論出来ない雰囲気」が破滅の序曲です。

 それで私なりの判定基準は、きわめて個人的で身勝手ではありますが「面白いか。面白くないか」です。

 どんなに社会的意義があっても面白くない運動には参加しないことにしました。やはり無理があります。

 「9条の会」なんかがそうです。もっと面白くないと参加者は増えないでしょうし。

 きまじめに革命議論していたら連合赤軍みたいに仲間殺しをしてしまいます。

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今こそ連合赤軍の組織原理・思想的総括を

  最近お会いした社会運動の先輩から「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」(若松

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男性/スライム系(LV61・HP715・MP1952)/高知県に生息/酒席は好きだが、晩酌はしない/どちらかといえば「凝り性」/美徳は「きまぐれ」/ウルトラマラソンに向かって日々鍛錬中!!/嫌いなことは陰口と意見を無視する態度
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