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2006.01/14 [Sat]
日本を追う中国
中国で「イタイイタイ病」が発生したそうである。
原因はカドミウムであることは、日本での長い公害闘争のなかで証明された。
富山県では、1920年代から発生していたとみられるが、注目されたのは1950年代。被害者や支援者のねばりづよい闘争で、企業と国に責任を認めさせたのが、1970年代。発生してから50年、注目されてからだけでも20年以上のたたかいの歴史があった。
日本では行政当局によるさまざまな圧力が加えられた。
またそれまでの判決例からも企業に責任を認めさせるためには、大きな壁があった。
それを突破したのは、60年代から全国でたたかわれていた公害闘争であり、たれながし企業に対する批判であった。
高知でも、高知市内を流れる江の口川に廃液を流し続けていたパルプ工場の排水溝に、セメントを流し込んでとめさせるという「荒っぽい」闘争もやられたことがある。
あの川は、当時はものすごい異臭を放っていたが、いまでは「きれい」とまでは言わないまでも、魚がすめるようになっている。
中国の急速な経済成長は、ある意味で日本の高度成長と同じ道を歩んでいると見られる。日本では住民の粘りづよいたたかいによって、利潤第一主義の企業を規制するシステムがつくられた。
たたかいがなければ、決して企業や国がみずからで規制することはないことが証明されたのが、60年代、70年代の公害闘争であった。
中国はいま「市場経済をつうじて社会主義へ」という道を歩んでいるが、日本がかつて経験したような「資本主義の弊害」をどう克服していくか、注目したい。
とくに中国の大気汚染などの被害は、日本がモロに受けるだけに、公害問題には効果的な対策を求めたい。
ランづくりをやっている友人が、「中国の大気汚染の影響か、雨が黒ずんできた」と言っていた。
昔は、日本がアメリカにむけて風船爆弾という、トンデモアイデア賞ものの爆弾を飛ばしていたが、中国の場合、近いだけにモロ影響うけちゃうもんなあ(^_^;
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原因はカドミウムであることは、日本での長い公害闘争のなかで証明された。
富山県では、1920年代から発生していたとみられるが、注目されたのは1950年代。被害者や支援者のねばりづよい闘争で、企業と国に責任を認めさせたのが、1970年代。発生してから50年、注目されてからだけでも20年以上のたたかいの歴史があった。
日本では行政当局によるさまざまな圧力が加えられた。
またそれまでの判決例からも企業に責任を認めさせるためには、大きな壁があった。
それを突破したのは、60年代から全国でたたかわれていた公害闘争であり、たれながし企業に対する批判であった。
高知でも、高知市内を流れる江の口川に廃液を流し続けていたパルプ工場の排水溝に、セメントを流し込んでとめさせるという「荒っぽい」闘争もやられたことがある。
あの川は、当時はものすごい異臭を放っていたが、いまでは「きれい」とまでは言わないまでも、魚がすめるようになっている。
中国の急速な経済成長は、ある意味で日本の高度成長と同じ道を歩んでいると見られる。日本では住民の粘りづよいたたかいによって、利潤第一主義の企業を規制するシステムがつくられた。
たたかいがなければ、決して企業や国がみずからで規制することはないことが証明されたのが、60年代、70年代の公害闘争であった。
中国はいま「市場経済をつうじて社会主義へ」という道を歩んでいるが、日本がかつて経験したような「資本主義の弊害」をどう克服していくか、注目したい。
とくに中国の大気汚染などの被害は、日本がモロに受けるだけに、公害問題には効果的な対策を求めたい。
ランづくりをやっている友人が、「中国の大気汚染の影響か、雨が黒ずんできた」と言っていた。
昔は、日本がアメリカにむけて風船爆弾という、トンデモアイデア賞ものの爆弾を飛ばしていたが、中国の場合、近いだけにモロ影響うけちゃうもんなあ(^_^;
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中国における公害告発の闘いは、かつての日本と比較にならないほどの命がけの闘いです。しかし、この闘いの屍の上に、公害を堂々と論じる環境が出来つつあることも事実です。
一つ読んだ本を紹介しておきます。中国の環境・公害における厳しい状況がよくわかります。
「中国環境ハンドブック2005-2006年版」
http://www.mmjp.or.jp/sososha/sinkanhon.html