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土佐高知の雑記帳

四国西南部から徒然なるままに、祖国の右傾化、田舎切りすてに異議申し立てほえる。靖国神社の戦争犠牲者冒涜に怒りの発信!軍需産業=吸血鬼を暴き出すお気楽バンパイア・ハンター(^○^)

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アメリカ経済とエンゲルスの「予言」

アメリカ経済が大変なことになっている。15日には老舗の大手証券会社 リーマン・ブラザーズが破綻し、17日には経営不

振、信用不安のあったAIG(アメリカン・インターナショナル・グループ)に対して、9兆円の融資を行い政府の管理下に置くことになった。

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アメリカ経済そのものが破綻しつつある。
かつてソ連崩壊後、「資本主義\(^O^)/」を唱えたことがウソのようだ。
マルクスの妖怪が世界をうろついている。

資本主義が社会化した巨大な生産力を管理できなくなっている証である。
エンゲルスは社会化した生産力を管理するために、資本主義はその枠内で生産関係(取得形態)を変化させてきたことを「空想から科学へ」(反デューリング論)で跡付けている。

すなわち個人企業から株式会社へそしてトラストなどの独占へと。
こうして資本主義は資本という存在を前提としつつ、そのなかで社会化した生産力に対応するべく自分を変化させてきたといのだ。

そしてそれは国家が管理する資本主義へと変化せざるを得ない。
それが20世紀後半の資本主義を特徴としていた。
だが、ここ数年の資本主義は「小さな政府」論にみられるように
市場の自由に任せる方向へと舵をとってきた。

それが新たな矛盾への対応の一つの方向であったことは間違いないが、歴史的にみれば「逆行」である。
それが資本主義の新たな矛盾を蓄積してきたことは否めない。

今回のアメリカ政府の対応は、歴史的にみれば修正方向だが、それでことが収まるかどうかは不明。
はっきりしていることは、イラク戦費、アフガン戦費にあえぐアメリカ政府が新たな財政出動を余儀なくされたこと、そしてそれは対日圧力に転化する衝動に駆られることは明らかだ。
それに「ノー」といえる日本を作れるかどうか、総選挙にたいする有権者の判断は重い。

エンゲルスはいう(「空想から科学へ」)。
------(引用開始)------
 恐慌がブルジョアジーには現代の生産力をこれ以上管理する能力がないということを暴露したとすれば、大規模な生産施設や交通施設の株式会社やトラストや国有への転化は、この目的のためにはブルジョアジーはなくてもよいということを示している。資本家のすべての社会的機能はいまでは有給の使用人によって代行されている。資本家には、収入を取りこむこと、利札を切ること、いろいろな資本家がたがいに資本の取り合いをやる取引所で賭けをすることのほかには、なにも社会的な仕事はないのである。資本主義的生産様式は、まず労働者を駆逐したが、いまでは資本家たちを駆逐するのであって、彼らを、労働者とまったく同様に、たとえさしあたりはまだ産業予備軍のなかへではなくても、過剰人口のなかへ追放するのである。

 しかし、株式会社やトラストへの転化も国有への転化も、まだ生産力の資本としての性質を廃棄するものではない。株式会社やトラストではこのことは明白である。そして、近代国家もまた、資本主義的生産様式の一般的な外的諸条件を、労働者や個々の資本家の侵害からまもるために、ブルジョア社会が自分のためにつくりだした組織でしかない。近代国家は、その形態がどうであろうと、本質的に資本主義的な機関であり、資本家の国家であり、観念的な総資本家である。近代国家が生産力を自分の所有に移せば移すほど、それはますます現実の総資本家になるのであり、ますます国民を搾取するのである。労働者はあいかわらず賃金労働者であり、プロレタリアである。資本関係は廃棄されないで、むしろ極端にまでおしすすめられる。しかし、その極端に達すると、資本関係はひっくりかえる。生産力の国有は、衝突の解決ではないが、しかしそれはそれ自身のなかに解決の形式上の手段、その手がかりを宿している。

 この解決は、現代の生産力の社会的な性質が実際に承認されるということのうちにしかありえない。したがって、生産様式、取得様式、交換様式を生産手段の社会的な性格と調和させるということのうちにしかありえない。そしてこういうことが起こりうるのは、ただ、社会の手によるよりほかには管理できないまでに成長した生産力を、社会が公然と直接に掌握することによってだけである。それとともに、今日では生産者自身に反抗し、生産・交換様式を周期的につきやぶり、ただ盲目的に作用する自然法則として、暴力的に破壊的に自分を貫くだけの生産手段と生産物の社会的な性格は、生産者たちによって十分意識的に有効にはたらかされるようになり、撹乱や周期的な崩壊の原因から一変して、生産そのものの最も強力な槓杆になるのである。
------(引用終了)------

これは19世紀のことであるが、21世紀の資本主義を示しているといってもいいだろう。


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ターミネーターの『スカイネット』が動き出したからじゃないかなあ。
ネットで投資する人たち。彼らにかかれば、国の1つや2つ滅ぼすには、朝食をとる時間で出来てしまう。

穀物先物、石油先物、その物がなくても扱える紙切れの商品。それをネットで取引する者たち。

先物取引を5年でも全面禁止にすれば少しでもよい世界になると思うのだが。
  • posted by あんぽんたん 
  • URL 
  • 2008.09/18 12:11分 
  • [Edit]

エンゲルスの「予言」が今も通用している! 

「空想から科学へ」は何回も読みましたが、今も有効な分析ですね。
世の中あまり変わってない?
資本の貪欲さが変わっていないと言うべきか?
その貪欲さが今も世界中に戦争をばらまいている。
今回の破綻とイラク戦争は表裏一体でしょう!
  • posted by JUNSKY 
  • URL 
  • 2008.09/18 16:32分 
  • [Edit]

NoTitle 

>こうして資本主義は資本という存在を前提としつつ、そのなかで社会化した生産力に対応するべく自分を変化させてきたといのだ。そしてそれは国家が管理する資本主義へと変化せざるを得ない。それが20世紀後半の資本主義を特徴としていた。だが、ここ数年の資本主義は「小さな政府」論にみられるように市場の自由に任せる方向へと舵をとってきた。

一知半解の「不勉強共産党員」氏らしき人物が不勉強の一方で僅かに囓っただけの『帝国主義論』的教条にしがみついてもいるようなので、この際ここにちょっと書いておきますけどね、レーニンの資本主義観は、やはりもう、時代遅れですよ。
「護教クラブ」の日本共産党も、さすがに少し前の党大会で『帝国主義論』的世界図式を放棄し始めたようですが、レーニンの『帝国主義論』は、「植民地無き帝国主義」とか「一国覇権主義」などという弥縫策的修正見解が必要になった時点でもっと早く見直されるべきでした。

例えば、多国籍企業や、独占的巨大製造業と独占的巨大銀行の国民国家との融合・癒着なども、今日ではレーニン時代とは全く異なり減少しています。
多国籍企業は、グローバル化が進んだ今日の世界では「本国籍」すら定かで無いほどに無国籍化して「母国」との関係を希薄化させていますし(「無国籍企業」はかつての「多国籍企業」とは異なり自らの事業展開によっては暫定的な国籍=事業拠点さえいとも簡単に移動・撤収させているし株主構成も国際化させている)、銀行との関係も「株式持ち合い」や「間接金融(不動産担保融資などの銀行依存)」の比重低下により疎遠化し始めています(今日の巨大資本では豊富な内部留保を活用した自己金融や株式・債権市場での直接金融が主流化している)から、サービス部門やIT業界で巨大企業に成り上がった企業以外の古典的製造業分野の大企業でも大銀行や国民国家との癒着・融合などは必然化しなくなっています。
つまり、帝国主義の前提的要件である金融資本とか国家独占資本主義も今日では常則的・不可避的とは言えなくなっている。(つまりは、レーニン理論の前提になっているヒルファディングの資本主義永続論的な金融資本論も見直せということ!)

何よりも、『帝国主義論』的世界把握とは、「帝国主義戦争を内乱へ!」といったレーニン・スローガンが存在したように、複数帝国主義国家による世界構図とそこでの市場再分割運動を反映したものであり、「資本主義の最高段階」としての資本の国家システムとしての帝国主義形態が不可避であること、それが社会主義への直接的過渡形態になることを主張したものだった点で20世紀(前半期)的特殊でしかなかったように思われます。統一市場創出要求の結果としての近代国民国家が、誕生して間もない時代のものでしかなかったということも出来ましょう。だから、「世界市場」や「国家」に関する叙述まで予定されていたマルクスの「経済学批判体系」の「プラン問題」にもこのような特殊一時代的な資本主義像は登場しなかったのではないか。

いつまでも図式や教条を引きずっていてはならないのです!
  • posted by バッジ@ネオ・トロツキスト 
  • URL 
  • 2013.03/27 15:44分 
  • [Edit]

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Author:土佐高知
男性/スライム系(LV61・HP715・MP1952)/高知県に生息/酒席は好きだが、晩酌はしない/どちらかといえば「凝り性」/美徳は「きまぐれ」/ウルトラマラソンに向かって日々鍛錬中!!/嫌いなことは陰口と意見を無視する態度
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