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マインドコントロールを解け!
のがれきについて全国の自治体、組合の焼却炉で焼却処分することを決めた。
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それにもとづいて、全国の自治体が揺れている。
東京都は受け入れ、静岡県島田市は試験的焼却を行い「クリアできた」と速報した。
この問題では宮武嶺氏が
「2500万トンの瓦礫が太平洋を越えアメリカに漂着する 瓦礫を拒否する脱原発派の人間性が今問われている」とのエントリーをたてた。
それを読んであまりにも浅すぎる意見に、宮武氏らしくないなとがっかりした。
宮武氏の意見に沿いながら論点を整理する。
宮武氏はがれき受け入れに難色を示している人たちに対して、次の3点の疑問を呈している。
(一)「東北と言っても広いので…、東北由来のがれきを十把一絡げに嫌がるのもおかしいでしょう」
(二)「そもそも、福島原発後、数日でアメリカでも福島原発由来の放射性物質が検出されたくらいですから、日本列島に住む人が皆もうヒバクシャであることを覚悟すべきです。だからこそ、…脱原発派が自分だけ完全な清浄を願うこともまた非現実的なのです」
(三)「脱原発を唱える人は、ヒューマニズムに根ざして、人間本位の考えから原発を拒否しているはずです。なのに、東北の人だけに我慢を強いて、世界中に迷惑をかけて、それでも自分だけは浮かび上がろうとする、そういう心根で、本当に良いのだろうか、という疑問を感じます」
一読しただけで乱暴な意見である。
まず(一)。
「がれきを十把一絡げに嫌がる」わけではない。
懸念しているのは、放射能に汚染されたがれきの受け入れであって、がれき一般を拒否しているわけではない。
だからサンプル検査ではなく、すべてのがれきに線量検査を行うことを要求している。
(二)。
もちろん福島原発事故によって日本列島が放射能によって汚染されたことは言うまでもない。
だが、それとて程度ものである。
東日本と西日本では汚染の度合いは違うのであって、「汚染されているのだから受け入れないのは非現実的」というのは乱暴な飛躍である。
この理屈でいけば原発敷地内のがれきも受け入れるべきだということに行き着きはしないか。
(三)
放射能に汚染されたがれきは、全国に拡散させずそれを出した福島第一原発にもどすことが本筋であって、放射能を全国に拡散して被ばくを拡大しても良しとする議論はヒューマニズムとは対極にあると思う。
新潟県の泉田裕彦知事は19日、細野大臣の「がれき受け入れ」の恫喝に対して、「どこに市町村ごとに核廃棄物場を持っている国があるのか」と批判し、「国が環境整備をしないといけない。国際原子力機関(IAEA)の基本原則で言えば、放射性物質は集中管理をするべきだ」と訴えたそうだが、これこそが正論だろう。
宮武氏は「全国でがれき処理しなければ復興はすすまない」とする環境省のマインドコントロールにとらえられているのではないか。
確かにがれきの量は膨大だが、それは全国に拡散して処理するしかないのだろうか?
なぜ、カネと機材、技術者を投入して被災地で処理できないのか?
そこで処理プラントを増設し、分別もして処理すれば、新たな雇用も確保出来る。
何もがれきをガソリン炊いて遠くに持っていって焼却する必要はない。
安全性、経済性、効率性からみても、がれきの全国拡散は間違っている。
「全国でがれき処理しなければ復興はすすまない」ではなく、「全国でがれき処理こそ復興の足を引っ張っている」が真実ではないのか。
環境省の官僚たちのつくりあげたドグマ(教条)から解放されれば、可能性はたくさん開ける。
☆きょうも読んでくれてありがとうm(__)m
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